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【GTA6】ゲームプレイ映像が凄すぎる!自由度・NPC・警察システムなど判明した新要素まとめ

【GTA6】ゲームプレイ映像が凄すぎる!自由度・NPC・警察システムなど判明した新要素まとめ

『GTA6』については、これまで公開されてきたトレーラーだけでも十分すぎるほど大きな注目を集めていましたが、今回のゲームプレイ映像を見ると、単純に「グラフィックが綺麗になったGTA」という言葉だけでは収まりそうにありません。警察との銃撃戦、カーチェイス、車の強奪といったシリーズらしい遊びはもちろん健在で、それらが現在のゲームとしてどこまで進化しているのか、一気に見えてきました。

もちろん、最初に目を引くのは映像の密度です。街並みや車、人の動きまで細かく描かれていて、少し眺めただけでも「ここまで作り込むのか」と感じる場面がかなり多くあります。ただ、今回の映像で本当に気になるのは、見た目の豪華さ以上に、その世界の裏側で何が動いているのかという部分なんですよね。

これまでのGTAも、巨大な街を自由に走り回り、好きな場所へ行って好きなことをするという点では十分すぎるほど自由なゲームでした。それでも『GTA6』では、単にマップを広くしたり、NPCの数を増やしたりするだけではなく、プレイヤーの行動に対して街や人々がどう反応するのか、その仕組み自体をかなり細かく作り直している印象があります。

たとえば、街中で武器を持って歩けば周囲の人々が警戒し、車を奪おうとすれば相手が抵抗することもあるなど、これまで以上に「世界の中に自分がいる」という感覚を強く意識させる方向へ進化しています。プレイヤーが何をしても一方的に支配できる世界というより、自分の行動に対してきちんと反応が返ってくる世界に近づいているわけです。

この違いはかなり大きいと思います。オープンワールドゲームでは、できることの数やマップの広さが注目されがちですが、本当に没入感を左右するのは、その世界がどれだけ自然に反応してくれるかという部分でもあります。『GTA6』は、まさにそこへ相当な力を入れてきたように見えるんですよ。

だからこそ、今回のゲームプレイ映像を見て感じるのは、「また大きなGTAが出る」という期待だけではありません。シリーズの延長線上にありながら、オープンワールドそのものの基準をもう一度引き上げようとしている。そんな作り込みが、映像の随所から伝わってきます。

GTA5から最大の変化は「プレイヤーだけが最強ではない世界」

ここまで触れてきたように、『GTA6』で目を引くのはグラフィックだけではありません。むしろゲームとして大きく変わったと感じるのが、プレイヤーと街に暮らす人々との力関係です。これまでのシリーズを遊んできた人ほど、この変化はかなり新鮮に映ると思います。

従来のGTAでは、良くも悪くもプレイヤーが街の中で圧倒的に強い存在でした。車を奪い、武器を取り出して暴れればNPCは逃げていき、そこから警察との追跡劇へ発展する。この無茶苦茶な遊び方そのものがシリーズの魅力であり、街という巨大な遊び場を好き放題に使える感覚があったわけです。

ところが『GTA6』では、その関係が少し変わっています。車を奪おうとすれば相手から反撃されることがあり、武器を持ったまま街を歩けば周囲の人々が警戒して逃げていく。さらに、その状態を警察に見られれば止められる可能性もあるなど、プレイヤーの行動に対して街の側が以前より細かく反応する仕組みになっています。

つまり、好き放題できなくなったというより、好き放題した結果まで含めてゲームになっていると考えたほうが近そうなんですよね。

この方向性がさらに面白くなるのが、犯罪を起こした後です。たとえば何か事件を起こしても、最初から警察がすべてを把握しているわけではなく、目撃や通報を経て捜索につながる仕組みが用意されています。通報された場合には服装や外見、使用していた車などが手掛かりとなり、マスクを外したり、着替えたり、別の車へ乗り換えたりすることで追跡を振り切れるという話も出ています。

ここが従来作との大きな違いになりそうです。単純に「悪いことをしたから手配度が上がった」というゲーム的な処理だけではなく、誰かに見られたのか、どんな姿を目撃されたのか、その後どうやって逃げるのかまで一連の犯罪として成立するなら、同じ車泥棒ひとつ取っても遊び方はかなり変わってきます。

しかも、プレイヤー側の行動によって周囲の反応そのものも変化するようで、乱暴な犯罪を繰り返せばNPCや警察も攻撃的になる一方、必ずしも善人として遊ぶことに特別な報酬が用意されているわけではありません。あくまで自分が取った行動に対して、この世界がそれらしい反応を返してくる。善悪をゲーム側から押し付けるのではなく、その結果を街の変化として見せる仕組みになっているようです。

そう考えると、『GTA6』が目指しているのは「プレイヤーなら何でもできる世界」から、もう一段先なのかもしれません。自由に行動できること自体はこれまでと変わらないものの、その世界には自分以外の人間も暮らしていて、それぞれがこちらの行動を見て、警戒し、ときには抵抗してくる。その積み重ねによって、バイスシティが単なる巨大な背景ではなく、本当に人が暮らしている街のように感じられるのなら、GTAらしい自由度の意味そのものが大きく変わってきそうです。

ジェイソンとルシア、2人の主人公によって物語も遊び方も変わる

街に暮らす人々がこれまで以上に存在感を持つ一方で、『GTA6』では物語の中心となる主人公についても大きな変化があります。今作で描かれるのは、シリーズ初の女性主人公となるルシアと、そのパートナーであるジェイソン。この2人を軸に、いわゆる「ボニーとクライド」を思わせる犯罪カップルの物語が展開していきます。

ただ、ここで気になるのは主人公が2人いること自体ではありません。『GTA5』でも複数の主人公を切り替える仕組みはありましたが、『GTA6』ではジェイソンとルシアの関係そのものが、ゲームの中でより重要な意味を持つようです。

ジェイソンは犯罪者や詐欺師に囲まれて育ち、過去から抜け出すために軍へ入ったものの、結局は再び犯罪と隣り合わせの環境へ戻ってきた人物。一方のルシアも、幼い頃から父親に戦い方を教えられ、家族のために戦った結果として刑務所へ入るという、決して穏やかとは言えない過去を持っています。そんな2人が出会い、再び犯罪の世界へ足を踏み入れていくわけです。

こうした設定だけを見ると、最初から完成された犯罪者コンビを操作するゲームにも思えます。しかし面白いのは、2人の距離感まで最初から固定されているわけではないという点なんですよね。ジェイソンとルシアの関係を恋人として深めていくのか、それとも犯罪をともにするパートナーとして一定の距離を保つのか。プレイヤーの行動によって関係性が変化し、親密になれば手をつないだりキスしたりといった選択肢も増えていくとされています。

もしこの仕組みが物語の展開にも深く関わってくるのであれば、『GTA6』のストーリーはかなり面白いものになりそうです。決められたシナリオを追いかけながら2人の関係を見るだけではなく、自分がどう行動したかによってジェイソンとルシアの距離感まで変わっていく。犯罪を重ねながら一緒に生きていく2人だからこそ、その関係がどこまで続くのかという部分にも自然と興味が向いてきます。

そして、2人の主人公という設定はストーリーだけでなく、実際のプレイにも生かされています。操作していない側のキャラクターもその場で止まって待っているのではなく、世界の中で生活を続けており、キャラクターを切り替えればその時点で相手が何をしているのかが分かる仕組みです。さらに、ジェイソンが車を運転している最中に助手席のルシアへ操作を切り替え、スマートフォンを触るといった使い方もできるとされています。

このあたりは、『GTA5』で印象的だった主人公切り替えを、さらに一歩進めた形とも考えられます。単に「ジェイソンで遊ぶ」「ルシアで遊ぶ」と分けるのではなく、2人が同じ世界で同時に生きていることをゲームプレイの中でも感じさせる。そのうえで、場面によっては使用する主人公が固定されるなど、物語上の役割まで完全に自由化しているわけではないようです。

前作の3人主人公が、それぞれ異なる人生を送る人物たちが交差していく面白さを生み出していたとすれば、今回はもっと近い距離にいる2人を掘り下げていく形になりそうです。犯罪者として何をするのかだけではなく、ジェイソンとルシアがどんな関係になっていくのか。その過程までプレイヤー自身の体験として描かれるなら、『GTA6』はシリーズの中でもかなり人間関係に踏み込んだ作品になりそうです。

バイスシティだけではない、6つの地域で構成される巨大な世界

ジェイソンとルシアの2人がどんな物語を歩むのか。その舞台となる世界についても、『GTA6』はかなり大きなスケールで作られています。シリーズファンにとって真っ先に名前が挙がるのはバイスシティですが、今回探索できる場所はひとつの都市だけに収まりません。

舞台となるレオナイダ州には、巨大都市バイスシティをはじめ、島々が連なるレオナイダ・キーズ、湿地帯のグラスリバーズ、かつて栄えた沿岸部のポート・ゲルホーン、アンブロシア、自然豊かなマウント・カラガと、特徴の異なる6つの地域が用意されています。正確なマップサイズについては明らかになっていないものの、少なくとも「バイスシティというひとつの街を走り回るゲーム」と考えていると、かなり印象が違ってきそうです。

ここで重要なのは、単純にマップがどれだけ広いのかという数字だけではないんですよね。高層ビルや繁華街が並ぶ都市部を抜けた先に海や島があり、さらに湿地帯や地方都市、自然の残る地域まで続いていく。これだけ環境が変われば、同じ車で移動しているだけでも景色は大きく変わりますし、地域によって遊び方まで違ってくる可能性があります。

実際、水辺の多い世界に合わせるように、乗り物についてもスクーターやオフロードバイク、バンといったお馴染みのものだけではなく、エアボートや水上バイク、カヌーまで確認されています。 ただ道路を増やして世界を広くするのではなく、海や湿地まで移動できる場所として使うのであれば、マップの広さ以上に探索できる範囲そのものが大きく感じられそうです。

そして、こうした世界を面白くするうえで欠かせないのが、前の見出しでも触れた「そこに人が暮らしているように見えるか」という部分です。どれほど巨大なマップを用意しても、街を歩くNPCが似たような動きを繰り返し、建物が背景として並んでいるだけなら、何十時間も遊んでいるうちに作られた世界だと感じてしまいます。

『GTA6』が面白いのは、マップを広げる一方で、そこで起きる出来事や人々の反応にもかなり力を入れているように見えるところです。バイスシティの繁華街を歩くのと、湿地帯や島々を移動するのとでは、景色だけではなく遭遇する人々や出来事まで変わってくる。もしそこまで地域ごとの違いが作り込まれているなら、目的地へ向かうための移動そのものが遊びになってきます。

オープンワールドでは「マップが広い」という言葉が、そのまま魅力になるとは限りません。むしろ大切なのは、遠くに見えた場所へ実際に行ってみたくなり、そこで何か起こるかもしれないと思わせてくれることです。『GTA6』の6つの地域が、それぞれ異なる空気を持った場所として成立しているのなら、この作品の規模感は単純な面積だけでは測れないものになりそうです。

筋トレから釣りまで、もはや「街で生活するゲーム」に近い自由度

これだけ広い世界が用意されていても、そこでやることがストーリーミッションと移動だけなら、結局は巨大な舞台を持て余してしまいます。その点、『GTA6』は寄り道として用意されている遊びの種類もかなり多く、むしろ本編そっちのけで街をぶらつく時間が増えそうなんですよね。

確認されているだけでも、筋トレやバスケットボール、プロレス、ダイビング、スカイダイビング、釣り、夜のレース、モトクロス、ナイトクラブ、射撃訓練場など、アクティビティはかなり幅広くなっています。 ひとつひとつを見れば珍しくないものもありますが、これらが同じオープンワールドの中に詰め込まれているとなると話は別です。

朝から車を走らせて海へ向かい、そのままダイビングを楽しんだあと、街へ戻ってトレーニングをして、夜になればレースやナイトクラブへ行く。もちろん実際にどこまで自由につなげて遊べるのかは製品版を待つ必要がありますが、こうした過ごし方を想像できる時点で、単にミッションを攻略するだけのオープンワールドとは少し違った方向性が見えてきます。

さらに面白いのが、こうした寄り道がキャラクターの生活と切り離されていない点です。食事によって体重や体脂肪、カロリーが変化し、継続してトレーニングすれば筋肉が発達して体型にも変化が現れるという仕組みが紹介されています。 つまり筋トレも、その場で遊んで終わるだけのミニゲームではなく、ジェイソンやルシアの見た目にまでつながってくるわけですね。

お金の稼ぎ方についても同じで、車を盗んで売ったり、店や銀行を襲ったりする犯罪者らしい方法がある一方、スキューバダイビングで宝を探すといった手段まで用意されているとされています。 「お金が必要だから指定されたミッションを受ける」という一本道ではなく、自分がこの世界で何をして稼ぐのかまで選べるのであれば、プレイヤーによって日々の過ごし方はかなり違ったものになりそうです。

この作り込みを見ていると、『GTA6』における自由度は「できることが100種類あります」と数を競うようなものではないと感じます。大事なのは、釣りをする、身体を鍛える、車を盗む、海へ潜るといった一見バラバラな行動が、ひとつの世界の中でつながっていることです。

今日はストーリーを進めようと思っていたのに、移動中に気になる場所を見つけて寄り道し、気が付けば別の遊びを始めている。GTAシリーズには以前からそんな面白さがありましたが、『GTA6』ではその誘惑がさらに増えることになりそうです。

そうなってくると、レオナイダ州はミッションを攻略するために用意された巨大なマップというより、ジェイソンやルシアとして好きなように時間を過ごすための場所に近くなってきます。「何を攻略できるか」だけではなく、「この街で今日は何をして過ごそうか」と考えられること。そこまで実現できれば、『GTA6』が目指している自由度の凄さも、かなり分かりやすく見えてくるのではないかと思います。

強盗にも正解はない、プレイヤーの発想を受け止める犯罪システム

釣りをしたり、身体を鍛えたり、街をぶらついたりと、『GTA6』では犯罪から離れて過ごせる時間もかなり充実しています。ただ、やはりGTAである以上、ゲームの中心にあるのは犯罪です。そして今回、この犯罪の仕組みそのものにも、これまで以上にプレイヤーの判断が入り込む余地が用意されています。

たとえば店から金を奪う場合、真正面から押し入って銃を突きつけるという、いかにもGTAらしい方法を選ぶことができます。その一方で、裏口から侵入して監視カメラを壊し、セキュリティを解除して、誰にも気付かれないまま金を持ち出すような立ち回りも可能とされています。

ここで面白いのは、同じ「金を奪う」という目的でも、ゲーム側からひとつの攻略方法を指定されているわけではないことです。多少強引でも正面から短時間で終わらせるのか、それとも手間をかけて見つからないように動くのか。プレイヤーが思いついた方法を実際に試せるのであれば、ミッションを攻略しているというより、自分で犯罪の手順を組み立てている感覚に近くなってきます。

さらに、その場を切り抜ければ終わりというわけでもありません。犯罪を誰かに目撃され、通報されれば、服装や外見、使っていた車などを手掛かりに捜索される仕組みがあり、そこからマスクを外す、着替える、車を乗り換える、捜索範囲から離れるといった行動によって追跡を振り切れるとされています。

そうなると、強盗へ入る前から考えることが増えてきますよね。逃走用の車をどこへ置くのか、目撃されにくい場所から侵入できないか、騒ぎになった場合はどこへ逃げるのか。実際にどこまで準備段階から自由に動けるのかはまだ分からないものの、犯罪と逃走が別々のゲームシステムではなく、一連の出来事としてつながっている点はかなり興味深いところです。

武器の扱いについても、この考え方が表れています。今作では大型の武器を何本も見えないところへしまって持ち歩くのではなく、車のトランクなどを利用して管理する仕組みが紹介されています。当然、武器を手にしたまま街を歩けば周囲から警戒され、警察にも目を付けられる可能性があるため、「何を持っていくのか」まで犯罪の一部として考える必要が出てきます。

一方で、必ず相手を倒さなければならないわけでもなく、わざと射撃を外して相手を威嚇する「制圧射撃」によって、誰も殺さずその場から逃げるといった選択肢も用意されているようです。 銃を持つことがそのまま銃撃戦の開始を意味するのではなく、相手を脅すための道具としても機能するなら、ひとつの状況に対する選択肢はかなり広がります。

こうして見ると、『GTA6』の自由度が凄いと感じる理由も少しずつ見えてきます。遊べるアクティビティが多いことはもちろんですが、それ以上に重要なのは、ひとつの目的へたどり着くまでの過程をプレイヤー自身が考えられることなんですよね。

正面から突っ込んで派手な銃撃戦を楽しんでもいいし、なるべく騒ぎを起こさず金だけ奪って消えてもいい。そして失敗して警察に追われたとしても、そこからどう逃げ切るのかを自分で考える余地が残されている。『GTA6』がこうした選択を自然に受け止めてくれるゲームになっているのなら、「何でもできる」という言葉だけでは伝わらない、GTAらしい自由度がさらに一段深くなっていると言えそうです。

これだけ動かして30FPS?GTA6がPS5に要求する処理量も桁違い

ここまで見てきた犯罪システムだけでも相当な処理が裏側で動いていることが分かりますが、『GTA6』の凄さを考えるうえでは、もうひとつ見逃せない部分があります。それが、これほど巨大で複雑な世界をPS5上でどう動かすのかという技術面です。

今回のゲームプレイ映像を見ると、どうしても最初はグラフィックに目が向きます。建物や車の質感、光の表現、街を行き交う人々など、画面に映っているものだけでもかなりの情報量があります。ただ、『GTA6』の場合は綺麗な映像を表示すれば終わりではなく、その裏側で大量のNPCや車を動かしながら、プレイヤーの行動に応じて周囲の反応まで処理し続けなければなりません。

そこで気になってくるのがフレームレートです。今回の情報では30FPSを目標として開発が進められているとされており、発売時点で60FPSのパフォーマンスモードが用意されるかどうかについても、現状では確約されていないとされています。

数字だけを見れば、「2026年発売のゲームなのに30FPSなのか」と感じる人もいると思います。特に現在は60FPSで動く家庭用ゲームも珍しくなく、アクション性の高いゲームほど滑らかな動きを重視するプレイヤーも多いため、ここは発売後も評価が分かれそうなところです。

ただ、『GTA6』の場合は少し事情が違って見えるんですよね。

たとえば銃撃戦をしている最中にも、画面外では車が道路を走り、NPCがそれぞれ行動し、犯罪を目撃した人がいればその後の反応も発生する。さらに警察による捜索や周囲の交通、街そのもののシミュレーションまで同時に動かすとなれば、単純に映像を描画するだけとは比べられないほど処理するものが増えてきます。

だからこそ、『GTA6』のグラフィックを見るときは、「どれだけ実写に近いか」だけで評価するともったいない気がします。画面に映っている人物や車が綺麗なのはもちろん、その一つひとつがゲームの中で何らかの処理を持って動いていることまで含めて考えると、この作品の異常な物量が分かりやすくなってきます。

そして30FPSについても、単純な欠点として片付けるより、まずは製品版でどこまで安定して動くのかを見たいところです。映像では大きな街を走り回り、多数のNPCや車が存在する場面も確認できますが、この規模の世界を安定した状態で動かせるのであれば、30FPSという選択にもそれなりの理由が見えてきます。資料内でも、公開映像を見る限りでは大きなフレーム低下を感じにくく、物量を考えれば安定性を優先する考え方もあるのではないかと触れられています。

もちろん、最終的にどの程度のフレームレートで動作するのか、60FPSモードが用意されるのかについては、発売時の仕様を確認する必要があります。それでも今回見えてきた『GTA6』の姿から感じるのは、単に最高峰の映像を見せるためだけにハード性能を使っているわけではないということです。

街を綺麗にするだけではなく、その中を走る車、人々の行動、犯罪への反応、警察の捜索といった要素まで同時に成立させる。『GTA6』が本当に挑戦しているのは、グラフィックのリアルさ以上に「巨大な街そのものを動かすこと」なのかもしれません。そう考えると、今回公開された映像の見え方も少し変わってきます。

GTA6はオープンワールドゲームの基準をもう一度変えるのか

ここまでゲームプレイの中身を追ってくると、『GTA6』がとてつもない規模で作られていることは十分に伝わってきます。ただ、それ以上に気になるのは、これだけの要素が実際にひとつのゲームとして噛み合ったとき、どんな体験になるのかという部分です。

広大なレオナイダ州を自由に移動できるだけなら、今の時代ではそこまで珍しくありません。リアルな街並みを描いたオープンワールドもあれば、釣りやトレーニング、レースといった大量のアクティビティを詰め込んだ作品もあります。そう考えると、『GTA6』で語られている要素を一つずつ切り取った場合、すべてがまったく新しいわけではないんですよね。

それでも今回の映像を見て『GTA6』が異質に感じられるのは、それらを別々のコンテンツとして並べるのではなく、ひとつの世界の中でつなげようとしているからだと思います。

街中で車を奪えば持ち主が抵抗するかもしれない。その様子を誰かに見られれば通報され、警察から追われることになり、目撃された服装や車が捜索の手掛かりになる。そこで別の車へ乗り換えて逃げ切り、騒ぎが収まれば、そのまま街へ戻って別のことを始められる。 ひとつひとつは小さな仕組みでも、それらが連鎖することで「自分の行動から出来事が生まれる」というGTAらしい面白さにつながっていきます。

しかも、今回はその舞台自体もかなり広く、バイスシティだけではなく、島々や湿地帯、沿岸部、自然の残る地域まで含めた6つのエリアが用意されています。 そこでジェイソンとルシアの物語を進めるのもいいですし、車で目的もなく走り回ったり、釣りやダイビングに寄り道したり、犯罪で金を稼いだりすることもできる。プレイヤーによって、この世界で過ごす時間の中身そのものが変わってきそうです。

GTAシリーズは以前から、ストーリーを進めなくても遊べるゲームでした。むしろ目的地へ向かっていたはずなのに、途中で別のことを始めてしまい、気が付けば何十分も本来の目的とは関係のない遊びをしていた。そんな経験こそ、GTAを遊んだことがある人には馴染み深いものだと思います。

『GTA6』は、その寄り道をさらに細かく、さらに自然に発生させようとしているように見えます。プレイヤーが「ここでこんなことをしたらどうなるんだろう」と思って実際に試してみると、世界の側から何かしらの反応が返ってくる。その積み重ねが十分に作り込まれていれば、用意されたコンテンツを消化するだけでは味わえない、自分だけの出来事が次々と生まれてくるはずです。

だからこそ、『GTA6』に期待したくなるのは、単に「GTA5より凄いゲーム」になることだけではありません。今回紹介されている膨大な仕組みが実際のゲームでも自然につながっているなら、今後ほかのオープンワールド作品を見るときにも、「この世界は自分の行動にどこまで反応してくれるのか」という部分が、これまで以上に意識されるようになるかもしれません。

公開されている情報だけでも、その狙いがかなり大きいことは伝わってきます。 あとは、この途方もない規模のゲームをどこまでひとつの体験としてまとめ上げられるのか。『GTA6』が本当にオープンワールドの基準を変える作品になるのかは、結局のところ、広さやグラフィックではなく「この世界で何が起こるのか」に懸かっているのだと思います。

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