『FE万紫千紅』を遊んでいると、「これ、もっと早く知りたかった……」と思う場面が意外と多くあります。
戦闘そのものは問題なく進められていても、支援レベルを効率よく上げる方法を知らなかったり、便利な操作に気づかないまま毎回ひと手間かけていたりと、ゲーム側から細かく説明されない要素も少なくありません。実際、食事を利用した支援値稼ぎをはじめ、出撃画面の表示切り替えやワールドマップのカーソル高速化など、知っているだけで普段のプレイが楽になる機能が用意されています。
さらに見逃したくないのが、キャラクターの育成や実際の戦闘結果に関わってくる仕組みです。
たとえば、支援レベルの高い仲間を隣接させることで戦闘時の数値が変化するほか、地形によって必要な移動コストも異なります。普段は何となくユニットを動かしていても、こうした仕組みを理解してから戦場を見ると、「ここに配置した方が有利だったのか」と気づく場面も増えてきます。
そして育成まで突き詰めていくと、さらに知らないままではもったいない仕様が出てきます。特にステータス吟味は、単純にレベルアップをやり直せば結果が変わる仕組みではなく、資格試験を利用することで成長の結果をずらせるという少し特殊な仕様になっています。
こうした細かなテクニックまで含めて、今回は**『FE万紫千紅』を遊ぶなら知っておきたい小技を22個**取り上げます。
すでにかなり遊び込んでいる人でも、意外と使っていなかった機能が残っているかもしれません。育成や戦闘を少しでも効率よく進めたいなら、自分が知らなかったものがないかチェックしてみてください。
支援レベルと技能上げはやり方を知るだけでかなり楽になる
『FE万紫千紅』でキャラクターを育てていくなら、レベルだけでなく支援や技能も意識して伸ばしておきたいところです。ただ、普通に戦闘を繰り返しているだけでは時間がかかりやすく、やり方を知らないまま進めると「もっと早く上げておけばよかった」と感じることもあります。
特に覚えておきたいのが、食事を利用した支援レベル上げです。
まず遭遇戦やダンジョンなどで魔法を1回以上使用し、その後に戦闘を終了します。そこから宴のマスへ移動し、食事をするときに「魔法の使用回数が回復しない食材」を選ぶのがポイントです。
食事をすると仲間全員の支援値が上昇しますが、魔法の使用回数は回復していないため、再び食事が可能な状態になっています。つまり、魔法を回復させない食材を使って食事を繰り返せば、仲間全体の支援値をまとめて稼げるわけです。
仲間が増えてくるほど一人ずつ支援を上げるのは大変になるので、支援会話をまとめて見たいときにも使いやすい方法です。特に合流後など、育てたい組み合わせが一気に増えたタイミングでは覚えておくとかなり助かります。
もうひとつ、育成で使えるのが白魔法の技能経験値稼ぎです。
こちらは回復魔法を覚えているキャラクターをダンジョンへ連れていき、クイックバトルで敵を倒さずに白魔法を繰り返します。敵からダメージを受けたら回復し、再び攻撃を受けたらまた回復するという流れを作れば、敵を倒さなくても技能経験値を積み重ねられます。
魔法を使い切ったり、敵を倒してしまいそうになったりした場合は、そのまま無理に戦い続ける必要もありません。撤退しても獲得した技能経験値は残るため、使用回数を回復してから同じ流れを繰り返せます。白魔法技能が上がれば新しい魔法の習得にもつながるので、回復役をしっかり育てたい場合には使いやすい稼ぎ方です。
さらに、すでに補助魔法を覚えているなら、戦闘中に使用回数を余らせ続けるのも少しもったいありません。
補助魔法は使用した時点で経験値が入り、回復量や使用相手とのレベル差に左右されず経験値を獲得できます。特にメインクエストではクリア後に使用回数が回復するため、必要な場面に備えて多少残しつつも、余裕があるなら積極的に使った方がキャラクターの成長につなげやすくなります。
支援も白魔法技能も、普通に遊んでいれば少しずつ伸びていく要素ではあります。ただ、同じプレイ時間でも仕組みを理解しているだけで育成速度に差が出やすい部分なので、仲間が増えて育成したいキャラクターが多くなってきたら、こうした方法も取り入れてみてください。
戦闘で意外と見落としやすい便利テクニック
支援や技能を育ててキャラクターが強くなってきても、それだけで戦闘が楽になるとは限りません。『FE万紫千紅』には、ユニットの立ち位置や地形、装備の持ち替えなど、少し意識するだけで戦いやすさが変わる仕組みがいくつもあります。
なかでも覚えておきたいのが、支援レベルの高い仲間を近くに配置することで得られる隣接ボーナスです。
支援関係のあるキャラクターを隣に置くと戦闘時の数値が変化し、組み合わせによっては命中などに恩恵が出ます。支援レベルが高いほど効果も大きくなると考えられるため、単純に強いユニットを前へ並べるだけではなく、「誰と誰を近くで戦わせるか」まで考える意味が出てきます。
特に敵が強くなってくると、あと少し命中が欲しい、少しでも有利な状態で攻撃したいという場面も増えてきます。そんなときは個々のステータスだけを見るのではなく、支援レベルの高い仲間を隣接させられないか確認してみると、これまでとは違った配置の選択肢が見えてきます。
そして、ユニットの配置を考えるうえでもうひとつ無視できないのが地形による移動コストです。
一見すると数マス先まで移動できそうでも、森など一部の地形を通る場合は通常より多くの移動コストを消費します。そのため、同じ移動力を持っているユニットでも、進むルートによって実際に到達できる場所が変わってきます。
ここで面白いのが、すべてのユニットが同じ影響を受けるわけではない点です。飛行タイプなら地形による移動力低下を受けず、ローグについても森などの影響を受けずに移動できます。逆に騎乗タイプは地形によって移動しにくくなる場合があるので、表示されている移動力だけで判断すると、思った場所まで届かないことがあります。
そこで騎乗ユニットなら覚えておきたいのが、戦闘中でも乗り物から降りられるという仕組みです。
たとえば飛行タイプが弓による特効を受けそうなら降りて危険を避けたり、騎乗状態では移動しにくい地形を進むため、先に降りてから移動したりすることもできます。移動後に降りることも可能なので、「騎乗したらその状態で戦い続ける」と考えず、状況に合わせて乗り降りを使い分けると立ち回りの幅が広がります。
ただし、降りれば騎乗時に得ていたステータス補正も失われます。移動しやすくなるからと毎回降りるのではなく、弓への対策や地形の突破など、必要な場面だけ利用する方が扱いやすいです。
もうひとつ、敵の攻撃を受ける前に確認しておきたいのが装備している武器です。
『FE万紫千紅』では攻撃するときだけでなく、戦闘中であればその場で武器やアクセサリーを持ち替えられます。たとえば待機後に遠距離から狙われそうなら、あらかじめ遠距離に対応できる武器へ変更しておくといった使い方も可能です。
自分から攻撃するときは武器をしっかり選んでいても、行動終了後に「敵からどう攻撃されるか」までは意外と見落としがちです。移動して終わりではなく、敵ターンまで想定して装備を整えておく。このひと手間を意識するだけでも、反撃を含めた戦い方はかなり組み立てやすくなります。
知っているだけで操作が快適になる便利機能
ここまで紹介してきたような育成や戦闘に直接関わるテクニックだけでなく、『FE万紫千紅』には普段の操作を少し楽にしてくれる機能も用意されています。
どれも知らなければ攻略できないほど重要なものではありません。ただ、何十時間と遊ぶゲームだからこそ、毎週の確認やキャラクター選択といった小さな手間を減らせる機能は、早めに知っておくと地味に効いてきます。
まず活用したいのが、マップ画面から各施設で「今できること」を確認する機能です。
マップを開いてカテゴリーを施設に切り替えると、その場所で利用できる要素が表示されます。すでに今週分を済ませているなど、現在利用できないものは文字が灰色になるため、「闘技場はもう行ったかな」「まだ残っている施設はあったかな」と迷ったときに、わざわざ現地まで移動して確認する必要がありません。
週単位で利用できる要素が増えてくると、すべてを頭の中で管理するのは意外と大変です。ストーリーを進めたり育成したりしているうちに何を済ませたのか分からなくなった場合は、まずマップを確認する癖をつけておくと動きやすくなります。
さらにワールドマップでは、Yボタンを長押しするとカーソルの移動速度を上げられます。
かなりシンプルな操作なのですが、ゲーム側から強く主張される機能ではないため、そのまま通常速度でカーソルを動かし続けている人もいるかもしれません。移動先が離れているほど操作時間を短縮できるので、一度覚えてしまえば普段から自然に使える小技です。
キャラクターが増えてきたら、出撃画面の表示切り替えも試してみてください。
戦闘準備のユニット選択画面でZRを押すとリスト型の表示へ変更でき、そこから状態や技能、能力などを比較できます。序盤は人数も少ないので通常表示だけでも困りませんが、仲間が増えて「今回は誰を出そうか」と悩むようになると、複数のキャラクターを見比べられるリスト表示が使いやすくなってきます。
攻略とは少し離れたところでは、3Dビューという隠れた楽しみ方もあります。
キャラクターにカーソルを合わせてRスティックを前へ倒し続けると3Dビューへ切り替わり、キャラクターを選択したあとにプラスボタンを押せば、その周囲を歩くことも可能です。移動できる範囲には制限があるものの、普段の視点とは違った距離からマップを眺めたり、好きなキャラクターを近くで確認したりできます。
さらに兵種を変えたことで見た目が変化し、「元の衣装の方が好きだった」と感じた場合にも対応できます。兵種の変更画面でプラスボタンを押せば、現在の兵種を維持したまま初期衣装へ戻せるため、性能を優先してクラスを選びつつ、外見だけ元のデザインで楽しむこともできます。
こうした機能は、一つひとつを見ると本当に小さなものです。それでもプレイ時間が長くなるほど使う機会は増えていくので、攻略だけでなく普段の操作そのものを快適にする小技として、覚えておいて損はありません。
キャラクター育成では技能の得意・不得意を見逃さない
操作まわりの小技を押さえたところで、ここからはキャラクター育成に関わる仕組みを見ていきます。
『FE万紫千紅』では自由度の高い育成ができる一方で、どの技能を伸ばすかによって成長させやすさが変わってきます。好きな武器や兵種を選んで育てるのもひとつの楽しみ方ですが、効率を重視するなら、まずキャラクターごとに設定されている技能の得意・不得意を確認しておきたいところです。
見分け方は技能画面に表示されるアイコンで、背景が金色っぽく光っているものが得意技能、紫色になっているものが不得意技能として区別されています。得意な技能は伸ばしやすく、反対に不得意な技能は成長させにくいため、同じように育成しているつもりでもキャラクターによって差が出てきます。
そのため、「このキャラクターには何をさせるか」で迷ったら、現在のステータスだけを見るのではなく、技能の適性まで確認してから方向性を決めると考えやすくなります。
たとえば剣が不得意なキャラクターを無理に剣中心で育てるより、得意な白魔法などを伸ばした方が育成は進めやすくなります。もちろん不得意技能を伸ばしてはいけないわけではありませんが、効率よく戦力を整えたい場合には、得意分野を軸に使用する武器や兵種を考える方が素直です。
ここで気をつけたいのは、「現在の能力が高い=その技能を伸ばすのに向いている」とは限らないことです。
仲間になった時点のステータスだけを見て育成方針を決めてしまうと、そのキャラクターが本来伸ばしやすい技能を使わないまま進めてしまうこともあります。新しい仲間が加わったら、能力値や装備だけでなく技能アイコンにも一度目を通しておくと、その後の育成方針を決めやすくなります。
特に複数のキャラクターを並行して育て始めると、「とりあえず全員に同じような技能を覚えさせる」より、それぞれの得意分野を活かした方が役割も分けやすくなります。前衛として戦わせるのか、白魔法を伸ばして支援役にするのかといった方向性も見えてくるので、育成に迷ったときほど得意・不得意をひとつの判断材料にしてみてください。
ステータス吟味は普通のやり直しでは結果が変わらない
技能の得意・不得意を意識して育成するようになると、今度はレベルアップ時のステータス上昇も気になってきます。
「今回は力も速さも伸びたから当たりだった」「ほとんど欲しい能力が上がらなかったからやり直したい」と感じるのは、FEシリーズを遊んでいるとよくあるところです。ただ、『FE万紫千紅』でステータス吟味をする場合、過去作と同じ感覚でセーブデータを戻してレベルアップを繰り返しても、期待しているような結果にはなりません。
というのも、本作では同じ条件でレベルアップをやり直しても、基本的にステータスの成長結果が変化しない仕組みになっているからです。
一度レベルアップして上昇する能力を確認し、結果が気に入らなかったのでやり直す。その後、もう一度同じキャラクターをレベルアップさせても、上昇するステータスはそのままになります。キャラクターごとに今後どのような成長をするのか、あらかじめ内部で成長の流れが決まっているような挙動になっています。
では、悪い成長を引いてしまったら諦めるしかないのかというと、実は少しだけ結果を動かす方法があります。
そこで使うのが資格試験です。
レベルアップ前まで戻したあと、そのキャラクターで資格試験を1回受けてから再びレベルを上げると、通常とは異なる成長結果を引き出せます。ここで重要なのは、資格試験によって成長内容そのものを新しく抽選し直しているわけではなく、あらかじめ用意されている成長のテーブルをひとつ先へ進めるような挙動になるという点です。
たとえば、本来レベル18で上がる予定だったステータスがあまり良くなかったとします。そこでレベルアップ前へ戻り、資格試験を1回受けてからレベル18にすると、本来レベル19で予定されていた成長結果がレベル18のタイミングへ移ってきます。
資格試験を2回受ければ2レベル分先へ進むため、欲しい能力がほとんど上がらない成長を飛ばしたい場合には、この仕組みを利用できるというわけです。
しかも、ここで受ける資格試験は特定の兵種に限定されません。中級でも上級でもよく、さらに合格する必要すらなく、資格試験を受けたという行動そのものに意味があります。
もちろん、レベルアップのたびに成長結果を確認し、やり直して資格試験を挟むのはかなり手間がかかります。すべての能力を理想通りに伸ばすための方法というより、「今回はさすがに成長が厳しい」と感じたときに、その結果をひとつ飛ばすための手段として考えた方が使いやすいです。
普通に遊んでいるだけなら、ここまで細かくステータスを吟味しなくても問題なく進められます。それでも、お気に入りのキャラクターをできるだけ強く育てたい場合や、少しでも良い成長を積み重ねたい場合には、**「ロードしてレベルアップをやり直すだけでは変わらない」「結果をずらしたいなら資格試験を挟む」**という2点は覚えておくと役立ちます。
資格試験はクラスチェンジ以外にも使い道がある
先ほど触れたステータス吟味だけでも資格試験には少し特殊な使い方がありますが、実は育成面で注目したいポイントはそれだけではありません。
特に知っておきたいのが、兵種ごとに設定されている最低補正値を利用したステータスの底上げです。
『FE万紫千紅』では兵種を変更すると能力値に補正が入りますが、それとは別に「この兵種なら、この能力は最低でもここまで必要」という基準があります。キャラクターの能力がその最低値を下回っている状態で資格試験に合格すると、足りない能力が最低値まで引き上げられます。
しかも面白いのは、ここで上昇した能力が一時的な兵種補正ではないことです。
たとえば、あるキャラクターの魔力が2しかない状態で、魔力の最低値が8に設定されている兵種の資格試験に合格した場合、魔力は8まで底上げされます。そのあと元の兵種へ戻しても8から下がらないため、資格試験を利用して苦手な能力を補える仕組みになっています。
この性質を考えると、資格試験は「実際にその兵種へ変更するためだけのもの」と考えない方が良さそうです。
たとえば力は十分に伸びているものの速さだけ極端に低いキャラクターがいるなら、速さの最低値が高い兵種へ合格させることで弱点を補える可能性があります。逆に物理系として育ててきたため魔力がほとんど伸びていない場合も、別系統の兵種に合格させることで能力を引き上げられるケースがあります。
つまり、現在使っている兵種とはまったく違う資格試験でも、受ける意味が出てくるということです。
もちろん、すでに対象の能力が最低値を上回っている場合は、この方法でさらに上乗せできるわけではありません。また、資格試験には手形も必要になるため、片っ端から受験させるより、極端に低い能力を持つキャラクターがいたときに候補として考える方が使いやすくなります。
ここまで分かってくると、資格試験の見え方もかなり変わってきます。
ひとつ前で紹介したように、レベルアップ前に受験すれば成長テーブルをずらすために利用でき、合格すれば兵種の最低値によって能力を底上げできる場合もあります。単純なクラスチェンジの通過点として使うだけでなく、お気に入りのキャラクターを少しでも強くしたいときの育成手段として、資格試験そのものを活用する余地があるというわけです。
ステータスを伸ばしたいなら兵種選びもかなり重要
資格試験を利用すれば弱点となっている能力を底上げできますが、長い目でキャラクターを育てるなら、レベルアップするときにどの兵種を選んでいるかも意識しておきたいところです。
なかでも育成目的で注目したいのが、戦車兵や戦象兵です。
これらの兵種には成長率を高める兵種スキルがあり、レベルが上がってくるほど恩恵も大きくなります。特にレベル20後半以降になると、力や技をはじめとしたステータスの伸びにもかなり差が出てくるため、単純に戦闘時の使いやすさだけで兵種を決めるのは少しもったいありません。
さらに騎兵の場合は馬を配備することができ、これによって成長値をもう一段階伸ばせます。戦車兵などの成長率上昇と組み合わせれば、ほかの兵種と比べてもかなり高い成長を狙えるため、「このキャラクターだけはしっかりステータスを伸ばしたい」というときには覚えておきたい育成方法です。
ここでポイントになるのが、普段使いやすい兵種と、育成するときに有利な兵種を分けて考えることです。
戦車兵は弓しか使えないうえ、戦闘では回避できないという扱いにくさもあります。そのため、どんな場面でも戦車兵にしておけば強いという話ではありません。難しい戦闘を攻略するなら使い慣れた兵種へ戻し、比較的安全にレベルを上げられる場面では成長率を優先する、といった使い分けの方が取り入れやすくなります。
特に弓を中心に戦うキャラクターなら、武器が弓に限定されるデメリットもそれほど気になりません。レベルが高くなって成長率上昇の恩恵が大きくなってきたら、レベルアップするタイミングだけでも兵種を意識しておくと、その後のステータスに差が積み重なっていきます。
お気に入りのキャラクターを強くしたい場合、ついレベル上げの回数ばかりに目が向きますが、同じ1レベルを上げるにしても、どの兵種で成長させるかによって結果が変わってくるのが重要なところです。
資格試験による最低値の底上げと合わせて考えれば、弱点は補いながら、伸ばしたい能力は成長率の高い兵種で育てていくという形も取れます。キャラクターを本格的に育成し始めたら、現在の強さだけではなく「次のレベルアップをどの兵種で迎えるか」にも目を向けてみてください。
巨大肉はゴライアス加入のために3個集めておきたい
キャラクター育成とは少し方向が変わりますが、探索中に手に入るアイテムの中にも、使い道を知らないまま処分してしまうともったいないものがあります。
その代表が**「巨大肉」**です。
巨大肉はゴライアスを仲間にする際に必要となるアイテムで、加入条件を満たすには3個用意しておく必要があります。初めて入手した段階では用途が分かりにくいため、「何に使うのか分からない素材」として扱ってしまいがちですが、ゴライアスを仲間にしたいなら3個そろうまでは残しておいた方が安心です。
入手方法としてまず覚えておきたいのが、各地で手に入る肉の箱です。
通常の肉の箱からでも巨大肉が出現することはありますが、こちらは確率が低く、狙って集めようとすると簡単にはそろいません。一方で、より上位の肉の箱からは高い確率で巨大肉を入手できるため、見つけた場合はこちらを優先して確認しておくと集めやすくなります。
つまり、ゴライアスの加入を考えているなら、巨大肉そのものを探し回るだけではなく、肉系の箱を見つけたら積極的に開けておくことが大切です。
普通に探索しているだけでも運よく集まる可能性はありますが、必要数が3個と決まっている以上、1個や2個持っている段階で使い道が分からないからと手放してしまうのは避けたいところです。
仲間の加入条件に関わるアイテムは、必要になる段階まで価値に気づきにくいものです。巨大肉を入手したら、**「ゴライアス用に3個必要」**と覚えておくだけでも、あとから足りない分を探し直す手間を減らせます。
ストーリー後半でも見逃したくない稼ぎとターン節約テクニック
ここまで紹介してきた小技は育成や戦闘に関するものが中心でしたが、ストーリーが進んでから改めて活用したい場所もあります。
そのひとつが下水道のダンジョンです。
下水道は素材や鉱石を集められるだけでなく、敵との戦闘を利用したレベル上げや技能稼ぎ、敵が落とすアイテムを利用した金策など、複数の用途をまとめてこなせる場所になっています。序盤から利用していた人ほど「もう十分に使った」と感じるかもしれませんが、実はストーリー後半になると状況が変わります。
後半では下水道に出現する敵が以前より強くなり、それに伴って得られる経験値なども増えているため、育成場所としてもう一度利用する価値が出てきます。序盤に通った印象のまま放置するのではなく、ストーリーを進めたあとも毎週立ち寄ってみると、キャラクター育成を進めやすくなります。
ただし、こちらのレベルが十分に高くなると、敵とのレベル差によって瞬殺できる場合があります。
単純に戦闘を早く終わらせたいなら便利ですが、技能や経験値を稼ぐことが目的なら、あえて瞬殺せず通常の戦闘へ持ち込むのもひとつの方法です。連携を発生させたり回復魔法を使ったりすれば、その戦闘から得られる育成機会を増やせるため、「敵を倒せればそれで終わり」ではなく、何を稼ぎたいのかによって戦い方を変えてみてください。
そして、移動時に知っておくと地味に効いてくるのが、神の道の門を使うときのターン節約です。
普通にワールドマップへ出て神の道の門へ移動し、そこからワープする方法ではターンを消費します。ところが、ダグシオン内にある神殿から直接ワープすれば、ワールドマップを経由せずに移動できるため、ターンを消費せず目的地側まで移動できます。
開変の場合はアウロラ神殿の分殿に神の道の門があり、そこからワープ先を選択できます。節約できるのはわずか1ターンとはいえ、限られたターンの中で探索や育成を詰め込みたいときには、この1ターンが意外とありがたく感じられます。
さらに神の道の門へ向かう際も、毎回エリア内を歩いて移動する必要はありません。マップを開いてカテゴリーを「施設」に切り替え、一覧から神の道の門を選んでファストトラベルすれば、ワープ地点のすぐ近くまで移動できます。
一つひとつは小さな時短ですが、こうした積み重ねによって同じターン数でもできることが増えていきます。特に後半は育てたいキャラクターや回収したい素材も増えてくるので、下水道は序盤だけの稼ぎ場所だと思わないこと、神の道の門ではワールドマップを経由しないことの2点を覚えておくと、限られた行動回数を使いやすくなります。
FE万紫千紅は知識ひとつで育成と戦闘がかなり変わる
『FE万紫千紅』の小技をここまで見てくると、単純に「知っていると少し便利」というだけではなく、育成や戦闘そのものに影響する仕組みがかなり多いことが分かります。
特に支援レベル上げや白魔法の技能稼ぎは、知らなくてもゲームを進めること自体はできます。ただ、仲間が増えてから一人ずつ育てようとすると時間がかかるため、早い段階で仕組みを理解しているだけでも育成の負担はかなり変わってきます。
戦闘についても同じです。
支援関係のある仲間を隣接させる、地形による移動コストを考える、騎乗ユニットを必要に応じて降ろす、敵ターンを想定して武器を持ち替えておく。こうした操作は一つひとつを見ると小さな工夫ですが、敵が強くなるほど積み重ねが効いてきます。
さらにキャラクターを本格的に育てるなら、技能の得意・不得意だけでなく、資格試験や兵種の仕組みまで知っておきたいところです。
とりわけステータス吟味は、単純なロードの繰り返しでは成長結果が変わらず、資格試験を挟むことで成長の流れをずらせるという少し変わった仕様になっています。資格試験には兵種の最低値を利用して能力を底上げする使い方もあるため、「合格したらその兵種へ変更するもの」とだけ考えていると見落としやすい部分です。
もちろん、今回紹介した小技をすべて使わなければならないわけではありません。
ステータスを細かく吟味せず、そのまま成長したキャラクターで攻略するのも十分に楽しめますし、効率より好きな兵種を優先して育てるのも本作の遊び方のひとつです。そのうえで「支援会話をもっと見たい」「お気に入りのキャラクターを強くしたい」「限られたターンをできるだけ無駄にしたくない」と感じたときに、必要な小技だけ取り入れていくのがちょうどいいと思います。
『FE万紫千紅』は、遊んでいるうちに自然と分かる部分がある一方、説明を読んだだけでは気づきにくい仕組みもかなりあります。
もし「こんなことまでできたのか」と感じたものがひとつでもあったなら、次にプレイするときに試してみてください。知識が増えるほどキャラクター育成の選択肢が広がり、同じマップでもこれまでとは違った戦い方が見えてくる。そんな細かな発見も、本作を遊び込んでいく面白さのひとつです。
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