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『ドラゴンクエストモンスターズ4』体験版が想像以上!ビアンカ・フローラと冒険する新作を遊んで分かったこと

『ドラゴンクエストモンスターズ4』体験版が想像以上!ビアンカ・フローラと冒険する新作を遊んで分かったこと

『ドラゴンクエストモンスターズ4 枯れ木の国のビアンカ・フローラ』の体験版を触ってみると、まず感じるのは「思っていた以上に、しっかり新しいモンスターズになっている」ということです。

もちろん、モンスターを仲間にして育て、配合しながら自分なりのパーティーを作っていく基本的な面白さは健在です。ただ、実際に遊んでみると、そのおなじみの遊びを残しながら、戦闘や探索のテンポ、キャラクターの見せ方など、細かな部分までかなり手が入っていることが分かります。

体験版では序盤のエリアを進めながら、モンスターのスカウトや育成、配合、さらに新しいフィールドスカウトまで一通り試せる内容になっています。ストーリーを進めるだけなら2時間半~3時間ほどがひとつの目安なので、「新作の雰囲気だけ確認したい」という人でも触りやすいボリュームです。

そして、今回かなり印象に残ったのがビアンカ、フローラ、デボラといったキャラクターたちです。

過去作を知っている人からすれば名前を聞いただけでも反応してしまう顔ぶれですが、今回は幼少期の姿で登場し、実際にフィールドを走ったり、ボイス付きで物語に関わったりします。単純に「懐かしいキャラクターが出てくる」というだけではなく、今のグラフィックで動く姿を見ることで、DQ5を知っている人ほど少し特別な感覚を覚えるはずです。

一方で、本作の主役はあくまでモンスターたち。その部分もしっかり作り込まれていて、仲間にしたモンスターをフィールド上で連れて歩けるため、ただステータス画面で管理する存在ではなく、「一緒に冒険している仲間」という感覚が以前より強くなっています。

実際、モンスターが後ろからついてくる様子や、メニュー画面で動いている姿を眺めているだけでも、次はどのモンスターを仲間にしようかという気持ちが自然と湧いてきます。育成効率や強さだけではなく、「このモンスターを連れて歩きたい」という感覚から仲間を増やしたくなるのは、モンスター収集ゲームとしてかなり大きな魅力だと感じました。

体験版の段階なので、ストーリー全体や最終的なモンスター数まで評価することはできません。それでも、数時間触っただけで「もう少しモンスターを集めたい」「配合を試したい」と思わせる力は十分にあります。

第一印象としては、過去のモンスターズらしさを残しつつ、今のRPGとして遊びやすい形へかなり整理されている作品です。特にDQ5に思い入れがある人なら、ビアンカやフローラたちと一緒に新しい世界へ入っていく導入だけでも、かなり惹きつけられるものがあります。

戦闘と育成はかなり快適!モンスターズで重要な部分が進化

キャラクターやモンスターの見せ方に惹かれた一方で、実際に遊び続けるうえでさらに大きいと感じるのが、戦闘や育成まわりの快適さです。

そもそも『ドラゴンクエストモンスターズ』は、一度仲間を決めたらそのメンバーだけで最後まで進むタイプのRPGではありません。新しいモンスターを仲間にし、育てて配合し、そこで生まれたモンスターをまた育成する。このサイクルを何度も繰り返すからこそ、戦闘そのものが面白いだけでなく、「何度繰り返しても苦にならないこと」もかなり重要になってきます。

その点、『ドラゴンクエストモンスターズ4』は体験版の段階でも、シリーズの遊び方をよく考えた作りになっていると感じました。

倍速+オート戦闘でレベル上げのテンポが大幅改善

まず嬉しいのが、戦闘に倍速とオートの両方が用意されていることです。

通常のRPGなら、一度しか通らない場所で数回戦う程度なら多少テンポが遅くても、それほど気にならないかもしれません。ただ、モンスターズでは配合するたびに新しく生まれたモンスターを育てることになるため、同じような戦闘を何十回、何百回と繰り返す場面が出てきます。

そこで毎回コマンドを選び、戦闘終了までじっと待つ必要があると、育成が進むほど作業感も強くなってしまいます。

今作ではその部分がかなり軽くなっていて、倍速を使いながらオートで戦わせることができるため、レベル上げをテンポよく進められます。戦闘開始までの切り替えも速く、少なくともSwitch 2で遊んだ範囲では、モンスターと接触するたびに長く待たされるような感覚もありません。

しかも、単純に戦闘速度を上げただけではなく、作戦や命令、道具といった選択へアクセスしやすくなっているのも好印象でした。

こうした変更は一つひとつを見ると地味に感じるかもしれませんが、育成を何度も繰り返すゲームでは、この数秒の違いが積み重なってかなり大きな差になります。

欲を言えば、倍速についてはもう一段階速いモードがあっても良かったと感じる部分はあります。それでも、通常戦闘を素早く処理できる仕組みが最初から揃っているので、少なくとも「育成したいのに戦闘が面倒」という状況にはなりにくそうです。

フィールドスカウトでモンスター集めがさらに楽しくなった

そして、今回の新要素として面白いのが「フィールドスカウト」です。

フィールドを探索しているときにモンスターをスカウトできる仕組みで、成功すれば仲間を増やせるだけでなく、経験値も獲得できます。

これが意外と本作の遊び方に合っています。

従来なら「仲間を増やす」「経験値を稼ぐ」「目的地まで探索する」といった行動が、それぞれ別の作業になりがちでした。しかしフィールドスカウトが加わったことで、目的地へ向かう途中に気になるモンスターを見つけたら、とりあえず狙ってみるという遊びが自然に成立します。

成功すれば新しい仲間が増えますし、経験値も入るため、寄り道そのものが育成につながっていくわけです。

何より、前の見出しでも触れたように、今作は仲間にしたモンスターたちがフィールド上で一緒についてきます。そうなると「強いから仲間にする」だけではなく、気に入ったモンスターを集めて歩き回りたいという欲も出てきます。

メタル系だけで揃えてみたり、同じ系統のモンスターを集めたり、自分の好きな見た目だけでメンバーを決めたりと、効率を離れた遊び方まで想像できるのが面白いところです。

育成・配合を繰り返すゲームだからこそ「快適さ」が効いてくる

ここまで遊んでみて感じるのは、『ドラゴンクエストモンスターズ4』が派手な新システムだけで勝負しているわけではないということです。

戦闘を速くする、操作回数を減らす、フィールド上でもモンスター集めや育成を進められる。そうした何度も繰り返す部分の負担を少しずつ減らしていることが、今回かなり効いています。

モンスターズの場合、配合で理想のモンスターが完成した瞬間だけが楽しいわけではありません。

「このモンスターとあのモンスターを組み合わせたら何が生まれるのか」「次はこの系統を育ててみたい」と考えながら、仲間を集めて育てていく過程そのものが面白さの中心にあります。

だからこそ、その過程で余計なストレスを感じにくくなっているのは大きな進化です。

体験版で触れられる範囲だけでも、「もう少し育ててみたい」「別のモンスターも仲間にしたい」と思えるところまで、しっかりモンスターズらしい沼が始まっています。ここから製品版で配合の選択肢や仲間にできるモンスターが一気に増えていくと考えると、育成だけでかなり長く遊べそうな手応えがあります。

ビアンカとフローラ、誰を選ぶ?選択によって序盤の冒険にも違いが出る

戦闘や育成が快適になったことで、「どんなモンスターを集めて育てるか」というモンスターズ本来の楽しさにも集中しやすくなっています。

そこで気になってくるのが、タイトルにも名前が入っているビアンカとフローラの存在です。

ドラゴンクエストVを遊んだことがある人なら、この二人を前にして「また選ぶのか」と思った人もいるかもしれません。しかも今回は、単に会話やストーリーが少し変化するだけではなく、選択したキャラクターによって序盤のモンスター集めにも違いが出てきます。

つまり、昔の思い出だけでビアンカかフローラを選ぶのもありですし、モンスターズらしく「どんなパーティーを作りたいか」から決めることもできるわけです。

選んだキャラクターによって仲間にしやすい系統などが変化

まず押さえておきたいのが、ビアンカとフローラではモンスター集めに関わる特徴が異なる点です。

体験版では、ビアンカ側にはドラゴン系・魔獣系・ゾンビ系などに関係する効果が確認されており、フローラ側にもスライム系・自然系など、それぞれ異なる特徴が設定されています。さらにHP回復や攻撃力アップといった違いもあるため、キャラクター選択がゲームシステム側にも関わってきます。

ここが個人的には面白いところで、もし見た目やストーリー上の違いだけなら、結局は好きなキャラクターを選んで終わりだったと思います。

ところが、モンスターの集めやすさや冒険中の効果まで変わるとなれば話は別です。「魔獣系を中心に集めたいからビアンカにする」といった選び方もできますし、逆に性能はあまり気にせず、昔から好きだったフローラと冒険するのも当然ありです。

ただし、体験版の段階では選んだあとに気軽に変更できる仕様ではありません。

最初の選択画面で何となく決めてしまうより、自分がどんなモンスターを集めたいのかまで少し考えてから選んだほうが、序盤の冒険を楽しみやすくなりそうです。

最初にもらえるモンスターにも違いがある

さらに面白いのが、選択したキャラクターによって序盤でもらえるモンスターにも違いがあることです。

確認されている候補では、ビアンカ側にはおばけキャンドルやベビーサタン、フローラ側にはドラゴンキッズやビッグハットなどが挙げられています。

モンスターズなので、最終的には配合を繰り返しながらパーティーそのものが大きく変わっていくはずです。その意味では、最初の一体だけで最終的な強さが決まるような話ではありません。

それでも、ゲームを始めて間もない時期に一緒に戦ったモンスターは意外と記憶に残りますし、「このモンスターからどんな配合につなげようか」と考えるところから、すでにモンスターズの面白さは始まっています。

何より、ビアンカかフローラを選ぶことが、そのまま最初の仲間選びにもつながっているのがいいところです。

キャラクターを選び、そこから仲間になるモンスターにも違いが生まれることで、もう一方を選んだ場合の展開も見たくなります。単なる選択肢ではなく、別のキャラクターでもう一度遊んでみる理由として機能しているのは、周回や育成を楽しむモンスターズとの相性も良いと感じます。

DQ5を知っているとニヤリとできる原作ネタも

そして、ドラゴンクエストVを遊んだ人なら、モンスターのラインナップを見ただけでも気になる部分があります。

たとえば、ビアンカ側でおばけキャンドルが候補に入っていることについては、レヌール城を思い出した人もいるはずです。資料内でも、こうした組み合わせを原作ネタとして受け取る反応が見られました。

こういう要素は、知らなければゲームを楽しめないような仕掛けではなく、「知っている人なら少し嬉しい」というくらいがちょうどいいところです。

ビアンカやフローラというキャラクターをそのまま登場させるだけではなく、モンスターの選び方や細かな部分からDQ5とのつながりを感じられるのであれば、過去作を遊んできた人にとっては新作でありながら懐かしさも味わえます。

そして何より面白いのは、かつてドラゴンクエストVで多くのプレイヤーを悩ませた「ビアンカか、フローラか」という選択を、今度はモンスターを集めて育てるゲームの中で再び考えることになる点です。

思い入れで選ぶのか、仲間にしたいモンスターから考えるのか、それとも能力面まで見て決めるのか。正解が一つに決まっていないからこそ、ゲームを始める前から「自分ならどちらを選ぶか」を考える時間まで楽しめる仕掛けになっています。

体験版だけでもかなり遊べる!ただし製品版への引き継ぎには注意

ビアンカとフローラのどちらを選ぶか考え、気になるモンスターを集めながら育成や配合を試していると、体験版とはいえ思った以上に遊び込めます。

ストーリーだけを追って進める場合、クリアまでの目安はおよそ2時間半~3時間ほどです。ただ、これはあくまで物語を進めた場合の話で、モンスター集めや育成まで始めるとプレイ時間は簡単に伸びていきます。

特にモンスターズの場合、「次のエリアまで進めたから終わり」ではなく、そこから気になるモンスターを探したり、配合を試したりする時間が本番とも言えます。

しかも、体験版で仲間にしたモンスターの一部は製品版へ連れていけます。そのため、発売前にどこまで遊び込むかまで含めて、少し悩ましい体験版になっています。

製品版へ連れていけるモンスターは8体

まず覚えておきたいのが、体験版で仲間にしたモンスターをすべて製品版へ持っていけるわけではないことです。

引き継ぎ対象になるのは、パーティーとスタンバイに入れている合計8体のモンスターとなっており、牧場にいるモンスターは対象になりません。

となると、体験版を遊び込む場合は、ただ大量にモンスターを集めるだけではなく、「この8体のうち誰を製品版へ連れていくか」を考える楽しみも出てきます。

好きなモンスターを優先するのか、それとも製品版序盤で役立ちそうなモンスターを揃えるのか。配合を見据えて選ぶ方法もありますし、サイズや性格まで含めてお気に入りの個体を探しておくのも一つの遊び方です。

ただ、ここで注意したいのが、体験版で強く育てれば育てるほど、その強さを丸ごと製品版へ持っていけるわけではないという点です。

レベル・特技・パラメータなどはそのまま引き継がれない

引き継がれる要素として挙げられているのは、モンスターの名前やサイズ、性格などです。

一方で、体験版で上げたレベルやパラメータ、覚えさせた特技などはそのまま引き継げません。つまり、発売日まで体験版で延々とレベルを上げて、序盤から圧倒的なステータスでスタートするような遊び方はできないわけです。

これは少し残念に感じる人もいるかもしれませんが、製品版を最初から楽しむという意味では納得できる仕様でもあります。

もし体験版で育てた能力をすべて引き継げるなら、発売前にどこまで育成したかによって製品版序盤のバランスが大きく変わってしまいます。それよりも、お気に入りの個体そのものは連れていける一方、育成については製品版から改めて始める形にしたほうが、本編でモンスターを育てていく楽しさも残ります。

そう考えると、体験版で狙うべきなのは「最強の8体を作る」というより、製品版でも一緒に冒険したい8体を見つけておくことなのかもしれません。

体験版で「種」を使い込むのは避けたい

そして、引き継ぎ仕様を考えると特に気をつけたいのが、ステータスを強化するアイテムの扱いです。

体験版では「スキルの種」などの強化アイテムを入手できますが、パラメータそのものが製品版へ引き継がれない以上、現時点でこうしたアイテムを大量に使って能力を上げるメリットは小さくなります。

実際、参考にしたプレイ内容でも、体験版で種を使用してステータスを上げても製品版ではパラメータがリセットされるため、むやみに使わないほうがいいという注意が挙げられていました。使用済みのアイテムが製品版で戻ってくるかについては、その時点では分からないとされています。

そのため、少なくとも引き継ぎの詳細がはっきりしない段階では、貴重そうな強化アイテムを片っ端から使うより、温存しておくほうが無難です。

こうして考えると、本作の体験版は「3時間程度遊んだら終わり」という内容ではありません。ストーリーを終えたあとも、モンスターを集めたり、配合を試したり、製品版へ連れていく8体を選んだりと、やろうと思えばかなり遊び込めます。

ただし、ここには少し面白い悩みもあります。

発売前から徹底的に遊び込めば、それだけ製品版へ向けた準備はできます。一方で、序盤のモンスターを集め尽くし、配合まで何度も試してしまうと、いざ製品版が発売されたときに最初のエリアを進む新鮮さが薄れてしまう可能性もあります。

体験版だからこそ、あえて全部やり切らず、「続きが気になる」と感じたところで止めておく。それくらいの遊び方も、『ドラゴンクエストモンスターズ4』を発売日から楽しむためにはちょうどいいのかもしれません。

唯一かなり気になったのが「画面酔い」だった

ここまで戦闘や育成、モンスター集めについてはかなり好印象でしたが、実際に体験版を遊ぶうえで、一つだけ事前に知っておいたほうがいいと感じる部分もあります。

それが、フィールド探索中の画面酔いです。

もちろん、3Dゲームで酔うかどうかは人によってかなり差があります。そのため「このゲームは酔う」と一括りにはできませんが、今回の体験版では実際に数時間プレイするなかで気分が悪くなったという感想があり、ほかにも同じようにフィールドで酔いを感じたという声が確認されています。

せっかく戦闘や育成が快適になっているだけに、長時間遊びたい人ほど、この部分は一度確認しておいたほうがよさそうです。

フィールド探索で人によっては酔いやすい可能性がある

今回のフィールドは、従来のドラクエとは少し違った見せ方が取り入れられており、カメラを動かしながら立体的な場所を探索していきます。

ジャンプも用意されているので、ただ地面を歩いて目的地へ向かうだけではなく、周囲を見回しながら移動できるのは素直に楽しいところです。前の見出しで触れたフィールドスカウトもあるため、気になるモンスターを探しながら歩き回ること自体が一つの遊びになっています。

ただ、その新しいフィールド表現とカメラの動きが、人によっては負担になる可能性があります。

特に岩場のように画面内へ多くの地形が入ってくる場所では、遊び続けるうちに気分が悪くなったという感想がありました。一方で、草原など別の場所ではそれほど問題を感じなかったとも語られているので、単純にプレイ時間だけが原因というより、場所やカメラの見え方によって感じ方が変わる可能性もありそうです。

新しい表現そのものが悪いわけではなく、むしろフィールドをこれまでとは違った形で見せようとしている点は面白いところです。それだけに、探索を楽しめる人とカメラの動きが気になってしまう人で、評価が分かれる部分になるかもしれません。

画面酔い軽減設定は用意されている

とはいえ、この問題に対して何も対策されていないわけではありません。

体験版には画面酔いを軽減するための設定が用意されており、通常とは異なるカメラ表示へ変更できます。

その一つが、カメラを見下ろし気味に固定するタイプです。自由に周囲を見渡せる感覚は弱くなるものの、カメラの動きを抑えられるため、通常設定で気分が悪くなってしまう場合には試す価値があります。

もう一つは画面周辺の見え方を変える方法で、こちらも視覚的な負担を減らすための選択肢として用意されています。

ただ、少し悩ましいのが、こうした設定を使うと通常時のフィールド表現をそのまま楽しめなくなることです。

せっかくグラフィックが綺麗になり、ジャンプしながら立体的なフィールドを歩けるようになったのに、酔いを避けるために視界を制限したり、カメラを固定したりするのは少しもったいなく感じます。

それでも、無理をして通常設定のまま遊び続けるより、自分に合った表示へ変更して長く遊べるほうが重要です。特にモンスターズは育成や配合を始めるとプレイ時間が長くなりやすいので、違和感を覚えたら早めに設定を変更したほうが遊びやすくなります。

体験版だからこそ購入前に一度試しておきたい

そして、この画面酔いについては、無料体験版が用意されていること自体が大きな意味を持っています。

戦闘システムが自分に合うか、グラフィックが好みかといった部分は動画を見てもある程度判断できますが、画面酔いだけは実際に自分で操作してみないと分かりません。

他の人が問題なく遊べていても自分には合わないことがありますし、逆に「酔いやすい」という感想を見て心配していても、実際に触ってみたら何ともない可能性もあります。

だからこそ、購入を考えている人、特に普段から3Dゲームで酔いやすい人は、体験版を最初から長時間遊び込む必要はないので、通常のカメラでフィールドをしばらく探索して、自分が問題なく遊べるかを確認しておくのがおすすめです。

もし違和感があれば軽減設定も試し、それでも自分には厳しいのか、それとも設定を変えれば快適に遊べるのかまで確認できます。

『ドラゴンクエストモンスターズ4』は、ここまで触れてきたように戦闘や育成のテンポが良く、モンスターを集め始めると長時間遊びたくなるタイプのゲームです。だからこそ、この一点だけは「発売してから気づいた」ではなく、無料で試せる今のうちに自分との相性を確認しておきたいところです。

体験版を触った限り、『モンスターズ4』はかなり期待できそう

画面酔いについては少し気になる部分があったものの、それを含めて体験版を一通り触ってみると、『ドラゴンクエストモンスターズ4 枯れ木の国のビアンカ・フローラ』に対する印象はかなり良いものでした。

特に良かったのは、何か一つの新要素だけで目を引こうとしているのではなく、モンスターを集め、育て、配合して、また次のモンスターを育てるというシリーズ本来の面白さを遊びやすくしていることです。

倍速やオートによって戦闘の負担が軽くなり、フィールドスカウトによって探索中にもモンスター集めや育成を進められる。さらに、仲間にしたモンスターを連れて歩けることで、「強い個体を作る」という目的だけではなく、お気に入りを集めて一緒に冒険する楽しさもしっかり感じられます。

こうした要素は、それぞれ単体で見るとゲーム全体をひっくり返すほど大きな変更ではありません。

ただ、モンスターズは同じ行動を何度も繰り返しながら少しずつパーティーを強くしていくゲームです。だからこそ、戦闘が数秒早く終わる、スカウトの手間が減る、移動しながら育成を進められるといった小さな快適さが、何十時間と遊んだときに効いてきます。

実際、体験版を遊んだ反応でも、倍速とオートによる戦闘テンポの改善は好意的に受け止められており、スカウト失敗時の仕様なども含めて遊びやすくなったという声が見られます。

そして今回、もう一つ大きいのが、やはりビアンカやフローラたちの存在です。

『ドラゴンクエストV』を知っている人にとって、この二人は単に過去作から登場したキャラクターではありません。かつてどちらを選ぶか悩んだ記憶そのものが残っている人もいるはずで、今作ではそんな二人とモンスターズのシステムが組み合わされています。

しかも、ただ懐かしいキャラクターを登場させただけではなく、選択によって仲間にしやすいモンスターの系統などにも違いがあるため、「今度はどちらを選ぼうか」と改めて考えさせられる作りになっています。

昔遊んだときはビアンカを選んだから今回もビアンカにするのか、それとも今度はフローラと冒険してみるのか。あるいは、欲しいモンスターや能力を見ながら決めるのか。

ここに正解が用意されていないのも面白いところです。

さらに、幼少期のビアンカ、フローラ、デボラがボイス付きで物語へ関わり、モンスターたちも含めてキャラクターの見せ方そのものが魅力の一つになっています。

もちろん、まだ体験版なので、現時点で作品全体を評価するのは早いと思います。

モンスターズは育成システムだけでなく、最終的にどれだけ魅力的なモンスターが収録されているのか、配合を突き詰めた先にどんな遊びが待っているのか、そしてストーリーが最後まで楽しめるのかによって満足度も変わってきます。体験版で触れられる序盤だけでは、そこまでは分かりません。

それでも、少なくとも「製品版でも続きを遊びたい」と思わせるところまでは来ています。

むしろ困るのは、体験版の時点でモンスター集めや配合に夢中になりすぎることかもしれません。製品版へ連れていける8体を厳選し始めれば、いくらでも時間を使えてしまいますし、発売前に序盤を遊び尽くしてしまうのも少し惜しく感じます。

体験版は、新しいモンスターズが自分に合うかを確認するには十分な内容です。戦闘や育成の手触りを確かめ、ビアンカやフローラとの冒険を少し味わったところで、残りは製品版まで取っておく。そんな遊び方でも十分に本作の魅力は伝わってきます。

シリーズを追いかけてきた人はもちろん、DQ5のキャラクターが好きだった人、そして久しぶりに「モンスターを集めて、配合を考えていたら何時間も経っていた」という遊びに浸りたい人にとっても、発売が楽しみになる体験版でした。

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