『FE万紫千紅』を遊び始めて感じるのが、かなり自由に行動できる一方で、「これ、先に知っておきたかった……」となりやすい要素が思った以上に多いことです。
特に気をつけたいのが、本作ではカレンダーに沿って時間が進んでいく点。好きな場所を探索したり、仲間を育成したりと自由に動けるからこそ、目の前のことに集中しているうちに期限付きのイベントを逃してしまうことがあります。
たとえばサブクエストには期限が設定されており、受注しただけで安心していると、報告を忘れたまま期限切れになるケースもあります。さらに注意したい外伝は、主要キャラクターの物語に関わるだけでなく、発生してから終了するまでの期間そのものが短めです。
ほかにも、章が変わると販売在庫が復活する上級手形、後々のスカウトに関わってくる支援レベル、主人公を切り替えるタイミングによって変わる引き継ぎなど、その場では重要性に気づきにくい仕組みがいくつもあります。
もちろん、最初から効率だけを考えて行動する必要はありません。好きなキャラクターを育てたり、気になった場所へ寄り道したりするのも本作の面白さです。
ただ、「できるだけイベントを取り逃したくない」「1周目から後悔の少ない形で進めたい」という人なら、最低限押さえておきたいポイントがあります。
そこでこの記事では、単純に攻略要素を並べるのではなく、後から気づくと困りやすいもの、序盤から意識しておくと後々楽になるものを中心に整理していきます。
すでにプレイを始めている人も、まずは現在の進行状況と照らし合わせながら確認してみてください。
サブクエストと外伝は期限に注意!特に外伝は最優先で進めたい
まず、取り逃しを避けたいなら真っ先に意識しておきたいのが、サブクエストには期限が設定されていることです。
一度受注すれば好きなタイミングで消化できるタイプではなく、期限を過ぎると進められなくなるため、「とりあえず受けておいて後からまとめてやろう」と考えていると危険です。特に、クエスト自体は終わらせているのにダグシオンへ戻った際の報告を忘れ、そのまま期限切れになるケースも考えられます。
そのため、新しい章に入ったら案内板を確認するだけでなく、マップ上に表示される吹き出しのようなマークも一通り見ておきたいところ。そもそも受注していないクエストは一覧から把握できない可能性があるため、「クエスト一覧に何もないから大丈夫」と判断せず、自分から発生場所を確認する習慣をつけておくと取り逃しを減らせます。
そして、通常のサブクエスト以上に気をつけたいのが「外伝」です。
外伝は主要キャラクターのストーリーに関わるクエストですが、厄介なのは発生してから期限を迎えるまでの期間がかなり短いこと。章の途中で突然発生する場合があるうえ、発生時に分かりやすい通知が出るとは限らないため、遠征から戻ってきた頃にはすでに期限が過ぎていた、という状況も起こり得ます。
しかも、期限までに済ませればいいのは「受注」だけではありません。期間内に外伝そのものをクリアする必要があります。 そのため、外伝を見つけたら一旦受けて保留するのではなく、可能であれば発生したタイミングでそのまま攻略まで終わらせるくらいの感覚で動いたほうが安心です。
ここまで優先したい理由は、単にキャラクターのエピソードを見逃すからだけではありません。
外伝ではまとまったゴールドや貴重なアイテムを獲得できるうえ、クリアしていないと2部以降で取り逃しにつながる要素もあります。 目先の探索や育成を優先した結果、後になって「あのとき外伝をやっておけばよかった」となりやすい部分なので、ほかの寄り道とは少し優先順位を分けて考えたほうがいいです。
『FE万紫千紅』は行ける場所もやれることも多いため、つい目の前の探索を続けたくなります。ただ、新しい章に入ったらサブクエストを確認し、ダグシオンへ戻ったときには外伝が発生していないかを見る。外伝を見つけたら後回しにしない。 この流れだけでも、1周目の大きな取り逃しはかなり防ぎやすくなります。
カレンダーとターンを無駄にしないために覚えておきたいこと
サブクエストや外伝の期限を意識するようになると、次に気になってくるのが**「限られたターンの中で、どう動けば損をしないのか」**という部分です。
『FE万紫千紅』では自由に各地を移動できますが、何となく目的地へ向かっていると、それだけで貴重なターンを消費してしまいます。特に最初のうちは移動の仕組みが少し分かりにくいため、ここで基本的なルールを押さえておくと、その後の探索や育成にも余裕が生まれてきます。
まず覚えておきたいのが、メインクエストの目的地がダグシオン以外に設定されている場合、その章が始まったら早めに一度目的地へ寄っておくことです。
目的地へ行かないまま各地を探索し、残りターンが0になるとゲームオーバーとなり、章の最初からやり直すことになります。目的地が遠かったり、道中の遭遇によって予定どおり進めなかったりする可能性もあるため、「残りターンが少なくなってから向かえばいい」と考えると意外に余裕がありません。
反対に、一度目的地へ到着しておけば、その後に別の場所を探索して残りターンが0になってもメインクエストへ進めます。つまり、先に目的地だけ押さえてから寄り道するほうが、残りターンを使い切るところまで安心して探索できるというわけです。
そして、普段の移動でも少し意識しておきたいポイントがあります。
本作では一度に最大3マスまで移動できますが、1マス進んでも3マス進んでも消費するターンは同じです。そのため、特に立ち寄りたい場所がないのに1~2マスずつ細かく止まっていると、それだけ移動効率が落ちてしまいます。遠くへ向かうときは、基本的に3マス単位で進むくらいに考えておくと無駄がありません。
一方で、移動途中に探索できる場所があるなら話は別です。移動距離が同じであれば、探索してから移動しても消費ターンは変わらないため、素材を回収できる場所やキャラクター固有の行動を使える場所では、きちんと寄ってから先へ進んだほうが得になります。
さらに探索範囲が広がってきたら、ファストトラベルも積極的に使いたいところです。駅は一度そのマスを踏んでおかないと利用できないため、マップ上で見つけたら、すぐに使う予定がなくても解放しておくと後々の移動が楽になります。多少ゴールドが必要でも、移動に使うターンを減らせるメリットを考えると、惜しみすぎないほうが動きやすくなります。
ただ、効率よく遠征できるようになったからといって、ずっと外を回り続ければいいわけでもありません。定期的にダグシオンへ戻ることも、スケジュール管理の一部として考えておきたいです。
ダグシオンには週ごとにリセットされる要素があり、食事や闘技場、神殿などを利用することで技能や支援値を伸ばせます。特に日曜日は複数の施設で恩恵を受けやすいため、「日曜日あたりには一度戻る」と大まかに予定を組んでおくと、遠征と育成を両立しやすくなります。
もうひとつ見逃しやすいのが、カレンダーに予定されている闘技場の観戦です。
これはいつでも見られるイベントではなく、対象となる日の昼12時から18時までに限られています。観戦すると仲間全員の技能をまとめて伸ばせるだけでなく、別の舞台で起きている物語にも触れられるため、育成とストーリーの両面で見逃すともったいないイベントです。予定を確認したら、リマインダーを設定しておくのも有効です。
こうして見ると、本作のターン管理は単純に「できるだけ少ないターンで移動する」という話ではありません。目的地を先に押さえ、移動途中では取れるものを回収し、駅を解放しながら遠征する。そして頃合いを見てダグシオンへ戻る。 この流れをつかんでおくと、限られた時間の中でもできることが一気に増えてきます。
序盤の育成で差がつく!支援レベルと育てるキャラは早めに決める
ここまでターンの使い方を見てきましたが、限られた時間を有効に使うという意味では、キャラクター育成も序盤からある程度方針を決めておきたい部分です。
特に後から困りやすいのが支援レベル。本作では好きなキャラクターを見つけても、条件を満たせばすぐ仲間にできるわけではなく、スカウトには名声レベルに加えて支援レベルも関わってきます。
そこで避けたいのが、「名声レベルが上がってから支援を始めればいい」と考えてしまうことです。
名声はゲームを進めながら上げていけますが、支援レベルは短期間で一気に上げるのが難しく、スカウト条件を満たせる段階になってから動き始めると、そこで足止めされやすくなります。「このキャラは仲間にしたい」と思った時点から支援だけでも進めておくほうが、後の展開はかなりスムーズです。
支援を上げる手段として使いやすいのが、ダグシオンでの食事や劇場です。
食事にはやる気を回復する役割もありますが、やる気自体は宿泊など別の方法でも回復できます。そのため、誰と食事をするか迷った場合は、主人公と「今後スカウトしたいキャラクター」の組み合わせを優先し、支援値を稼ぐ機会として使うと無駄がありません。
ただし、ここにもひとつ見落としやすいポイントがあります。最初に贈り物を渡しておかないと食事などに誘えないため、気になるキャラクターを見つけたら、まず何かひとつ贈って関係を作っておくことが大切です。高価なものを毎回用意する必要はなく、最初のきっかけを早めに作っておくことを意識してみてください。
そして、仲間が増えてくると次に迷うのが、**「誰を育てるのか」**です。
キャラクターが多いゲームなので全員を満遍なく育てたくなりますが、出撃できる人数には限りがあります。特に1部では10人に満たない程度の出撃人数になるため、経験値や訓練の機会を全員へ分散させるより、実際に戦闘で使うメンバーへ集中させたほうが戦力を作りやすくなります。育っていないキャラクターを後からまとめて育成する手段もあるため、序盤から全員のレベルを揃えることにこだわる必要はありません。
とはいえ、単純に強そうなキャラクターだけを集めればいいわけでもなく、メインメンバーの武器種や役割が偏りすぎないようにすることも重要です。
剣・槍・斧・弓に加えて黒魔術や白魔術まで、後半になるほどさまざまな攻撃手段が必要になってきます。アタッカーばかりを育てるのではなく、タンクや回復を担当できるキャラクターも含めて編成を考えておけば、特定の敵やステージだけ極端に苦戦する状況を避けやすくなります。
さらに長い目で育成するなら、複数の主人公で同じキャラクターを仲間にした際、主人公ごとに育成方針を変えるという考え方もあります。
後半では、同じキャラクターを複数の主人公で育てていた場合、それぞれの能力を合算できる仕組みがあります。戦技やスキルを利用できるだけでなく、能力値についても高いほうが反映されるため、片方では力を伸ばし、もう片方では速さを重視するといった育て方が可能です。
もちろん、1人目の主人公を始めた段階からそこまで先を見越して育成する必要はありません。ただ、仲間にしたいキャラの支援は早めに進める、実際に使うメンバーはある程度絞る、編成全体では武器や役割を偏らせない。 まずはこの3つを意識するだけでも、序盤で育成リソースを使いすぎて後から困る場面は減らしやすくなります。
アクセサリーを何となく装備するのは危険!「重さ」と追撃の関係に注意
育てるキャラクターがある程度決まったら、次は装備についても一度見直しておきたいところです。
RPGに慣れていると、アクセサリーや盾を入手したときに「空いている装備枠があるなら、とりあえず付けておこう」と考えたくなります。ところが『FE万紫千紅』では、装備品を増やした結果、かえって戦闘で不利になる場合があります。
その理由が、装備ごとに設定されている「重さ」です。
本作では武器だけでなく、盾や杖、お守り、チャームなどにも重さがあり、それが戦闘時の「高速」に影響します。高速は追撃できるかどうかに関わる重要な数値で、相手より4以上高ければこちらが追撃できる一方、逆に相手の高速が4以上高ければ、こちらが追撃を受けることになります。
追撃が発生すれば攻撃回数そのものが増えるため、この差はかなり大きくなります。
たとえば、アクセサリーを装備して能力値が少し上がったとしても、その重さによって高速が下がり、「それまで追撃できていた敵に追撃できなくなった」ということも起こり得ます。さらに厄介なのが、こちらの高速が下がったことで相手から追撃されるようになるケース。攻撃面だけでなく、生存率まで変わってくるため、表示されているプラス効果だけを見て装備を決めるのは避けたいところです。
もちろん、だからといってアクセサリーや盾をすべて外せばいいわけではありません。
装備した状態でも高速差が追撃の境目をまたがないのであれば、そのまま恩恵を受けられます。また、もともと速さが低く、相手から追撃されることを前提に耐えるタンク役なら、高速を多少落としてでも装備効果を優先する考え方もできます。
つまり重要なのは、「装備できるから付ける」のではなく、その重さまで含めて本当に得をしているのかを見ることです。
もし戦闘で「以前より追撃できなくなった」「妙に敵から2回攻撃される」と感じたら、レベルやステータスだけを見るのではなく、現在の装備を一度外して高速がどう変わるか確認してみてください。装備をひとつ外しただけで追撃関係が逆転し、思っていた以上に戦いやすくなる可能性があります。
キャラクターをしっかり育てているのに戦闘が苦しい場合、原因が育成不足とは限りません。特に序盤は「手に入れた装備品を全部使う」よりも、高速を落とさないことを優先する。 この感覚を持っておくと、装備選びで思わぬ損をする場面を減らせます。
レベル上げはダンジョンを活用!上級手形も章が変わる前に確保する
装備を見直して戦いやすい状態を作れたら、次に考えたいのがレベル上げです。
『FE万紫千紅』では育成に使える機会が限られているため、普通にストーリーを追うだけでなく、各地のダンジョンをうまく利用できるかどうかで育成の進み方が変わってきます。 特に、自分たちよりレベルの高い敵を倒したときの経験値がおいしいので、戦力に少し余裕が出てきたら積極的に足を運びたいところです。
ダンジョンを選ぶ際は、自分たちと同程度の場所だけを見るのではなく、現在のレベルより5~10程度高い場所をひとつの目安にするという考え方があります。敵が強いぶん簡単には勝てませんが、うまく倒せれば一気に仲間を育てられるため、多少背伸びして挑戦する価値があります。
しかも、ダンジョンで負けてもHP以外に失うものはなく、すぐに再挑戦できます。クイックバトルで勝てなければ何度かやり直したり、どうしても厳しければ自分で操作したりと、戦力差が多少ある相手にも挑みやすい作りになっています。
ここで覚えておきたいのが、LPを使い切ったときの対処です。
LPがなくなったら一度ダンジョンの外へ出て、入り直すことで100まで回復できます。当然ながら出入りするたびにターンは消費しますが、高レベルの敵から得られる経験値を考えると、ターンを使ってでも育成する意味はあります。
ただし、同じダンジョンで延々と敵を倒し続けられるわけではありません。ダンジョン内の敵と戦えるのは1章につき1回で、次の章へ進むと再び戦えるようになります。 そのため、章を進める直前になって「そういえばダンジョンを回っていなかった」と気づくのは少しもったいないです。
そして、章が変わる前にもうひとつ確認しておきたいのが上級手形です。
上級職が解放されると上級試験手形を購入できるようになりますが、入手できる数は限られています。販売員から購入して在庫が減っても次の章に進めば補充される一方、買わなかった分が持ち越されて在庫4個、6個と増えていくわけではありません。つまり、「必要になったときにまとめて買えばいい」が通用しにくいアイテムになっています。
手形販売員だけでなく、マップ南側にある王都メガエラでも手形を購入でき、こちらも章をまたぐことで在庫が復活します。上級職へ進ませたいキャラクターが増えてから手形不足に気づくと困るため、立ち寄れるタイミングで少しずつ確保しておくほうが後々楽になります。
さらに気をつけたいのが、上級職の資格試験です。
貴重な上級手形を消費する以上、成功率が中途半端な状態で「これくらいなら通るだろう」と挑戦するのはリスクがあります。失敗すれば手形をひとつ失ってしまうため、上級試験については成功率100%まで上げてから挑むくらい慎重に扱ったほうが無駄を出しにくくなります。
ダンジョンと上級手形は一見すると別々の要素ですが、どちらも共通しているのは**「次の章へ進む前に確認しておきたい」**という点です。
ストーリーを先へ進めたくなったときこそ、まだ挑んでいない高レベルのダンジョンが残っていないか、上級手形を買い忘れていないかを一度確認する。このひと手間を習慣にしておけば、後から「あの章でもっと育成しておけばよかった」と感じる場面も減らせます。
主人公は同時進行より1人ずつ進めたい!引き継ぎで後悔しやすいポイント
ここまで育成やアイテムについて触れてきましたが、『FE万紫千紅』を長く遊ぶうえでもうひとつ知っておきたいのが、複数の主人公をどの順番で進めるかです。
本作では主人公ごとに物語を進められるため、「少しずつ切り替えながら全員を並行して進めよう」と考える人もいると思います。ただ、育成効率まで考えるのであれば、基本的には1人の主人公をある程度しっかり進めてから、次の主人公へ移るほうが恩恵を受けやすくなっています。
その理由が、主人公を切り替えた際に利用できる引き継ぎ要素です。
次の主人公で新しくゲームを始めると、それまでのプレイで蓄積した名声やスキルなど、一部の要素を引き継いだ状態から進められます。1人目ではゼロから積み上げていたものを、2人目以降ではある程度整った状態から始められるため、序盤の育成や仲間集めも進めやすくなります。
特に大きいのが、主人公自身の育成状況も後のプレイに関わってくることです。
最終的には各主人公が合流するため、それまでに育てた主人公の能力やスキルが無駄になるわけではありません。だからこそ、1人目を途中まで進めて2人目へ、さらに途中で3人目へ……と細かく切り替えるより、まず1人をしっかり育てながら進めたほうが、その後につながる土台を作りやすくなります。
そして、引き継ぎを考えるうえで特に注意したいのが、次の主人公へ移るタイミングです。
ゲームを進めて一定の地点まで到達すると、その主人公の進行をいったん区切って別の主人公を選べるようになります。ただ、切り替えが可能になったからといって、すぐ次へ移る必要はありません。
むしろ、まだ育成できる余地が残っているなら、その主人公でやれることを済ませてから切り替えたほうが得になります。レベルを上げたり、必要なスキルを覚えたりと、後から引き継げるものを増やしておけば、それだけ次の主人公でのプレイが楽になるためです。
とはいえ、ここで「限界まで育ててから次へ進まなければ損」と考える必要もありません。育成を突き詰め始めると時間もかかりますし、何よりストーリーを先へ進めたい人にとっては作業感が強くなってしまいます。
意識しておきたいのは、主人公を切り替えられるようになった瞬間を、そのまま切り替え時だと思わないことです。
まだ回っていないダンジョンがある、伸ばしておきたい技能がある、取得できそうなスキルが残っている。そうしたものがあれば、一度確認してから次の主人公へ移るくらいで十分です。
『FE万紫千紅』は主人公を変えるたびに完全なゼロスタートになるゲームではなく、それまで積み重ねたものが次のプレイへつながっていく作りになっています。1人目で作った土台を2人目へ、さらにその積み重ねを3人目へとつなげていく。この流れを知っているだけでも、複数主人公の育成で「先にもっとやっておけばよかった」と感じる場面はかなり減らせます。
1周目では「救世の祝福の欠片」を使い切らないほうがいい
主人公を順番に進めていくなら、育成だけでなく貴重なアイテムをどこまで使うかも少し考えておきたいところです。
その中でも特に注意したいのが、「救世の祝福の欠片」。入手機会が限られている一方で、キャラクターを強化するうえではかなり魅力的なアイテムなので、手に入れるとすぐ使いたくなると思います。
ただ、1人目の主人公を進めている段階では、手持ちをすべて使い切ってしまうのは避けたほうが無難です。
救世の祝福の欠片は、キャラクターの成長率を上げるために使用します。成長率が高くなれば、その後のレベルアップで能力を伸ばしやすくなるため、長く使うキャラクターへ早めに投入したくなるのも自然です。
問題は、誰に使うかを1人目のプレイだけで決め切るのが難しいことです。
主人公が変われば仲間になるキャラクターや育成状況も変わってきますし、実際に使ってみて初めて「このキャラをもっと育てたい」と感じることもあります。そこで1人目の段階ですべて使ってしまうと、後から強化したいキャラクターが出てきたときに、肝心の欠片が残っていないという状況になりかねません。
さらに、前の見出しで触れたように、本作は主人公を変えながら進めていくことで育成の積み重ねが後につながっていきます。だからこそ、目の前の主人公だけを見てリソースを使い切るのではなく、次の主人公で誰を育てるかまで含めて少し余裕を残しておくという考え方が大切になります。
目安としては、救世の祝福の欠片を入手したからといって、その場ですべて使う必要はありません。
明確に最後まで育てたいキャラクターが決まっているなら使う価値はありますが、誰を主力にするか迷っている段階なら、一部を残しておいたほうが選択肢を持てます。特に1周目は、まだ各キャラクターの使い勝手や成長後の強さが見えていないことも多いため、温存する意味は十分にあります。
もちろん、「使ったら取り返しがつかないから絶対に使ってはいけない」という話ではありません。お気に入りのキャラクターを見つけて、そのキャラを徹底的に育てたいのであれば、早い段階から使うのもひとつの楽しみ方です。
ただ、まだ育成方針が固まっていないなら使い切らない。誰を本格的に育てるか見えてきてから投入する。 このくらい慎重に扱っておけば、後になって「こっちのキャラに残しておけばよかった」と後悔する可能性を抑えられます。
錬成・おまかせ稼ぎ・ローグを活用すると育成効率が大きく変わる
貴重なアイテムを温存しながら育成していくとなると、今度は「普段のレベル上げや技能上げをどう効率化するか」も気になってきます。
『FE万紫千紅』は育てられるキャラクターが多いうえ、主人公を変えながら進めていくことも考えると、毎回すべてを手作業で積み上げているとかなり時間がかかります。そこで覚えておきたいのが、おまかせを使った稼ぎや武器錬成、ローグといった仕組みをうまく利用することです。
まず、育成を楽にしてくれるのがおまかせを利用した自動稼ぎです。
本作では戦闘をおまかせに任せられるため、条件を整えてしまえば、細かく操作し続けなくても経験値や技能を稼げます。特に、ある程度こちらが有利に戦える場所なら、毎回コマンドを入力して敵を倒すよりも、おまかせを利用したほうが周回の負担を減らしやすくなります。
さらに便利なのが、戦闘アニメをオフにして処理を速められることです。
育成目的で何度も戦うようになると、1戦ごとの差は小さくても積み重なればかなりの時間になります。じっくり戦闘を楽しみたい場面では通常どおり遊び、経験値や技能を稼ぐことが目的になったら演出を省略する。この使い分けをするだけでも、育成のテンポは変わってきます。
そして、戦力そのものを底上げしたいなら武器錬成も忘れたくありません。
武器は錬成によって性能を強化できるため、キャラクターのレベルだけを上げ続けるより、普段使っている武器にも手を入れたほうが戦いやすくなります。特に主力メンバーが固まってきたら、誰がどの武器を使うのかも見えてくるので、使用頻度の高いものから強化していくと無駄が出にくいです。
ここで少し面白いのが、ローグの扱いです。
ローグには複数の効果を付けられるため、「同じ系統の効果を重ねても意味がないのでは」と思うかもしれません。しかし、同系統の効果を複数付けた場合でも、それぞれの効果が反映される組み合わせがあります。
そのため、ローグを手に入れたら単純に種類をばらけさせるだけでなく、伸ばしたい能力に合わせて効果を重ねるという選択肢も考えてみてください。キャラクターの役割がはっきりしているほど、「この能力をもっと伸ばしたい」という方向性も決めやすくなります。
こうした要素は、知らなくてもストーリーを進められないわけではありません。ただ、仲間が増えて育成する人数も多くなってくると、毎回まともに経験値を稼ぎ、武器をそのまま使い、ローグも何となく付けるという遊び方では少しずつ差が出てきます。
単純な稼ぎはおまかせで負担を減らし、主力の武器は錬成する。さらにローグはキャラクターの役割に合わせて組み合わせる。 育成に時間をかけるだけでなく、ゲーム側に用意されている仕組みを使って効率を上げることも、『FE万紫千紅』を進めるうえでは覚えておきたいポイントです。
動物のお世話はかなり重要!早めに始めたい理由
ここまで育成効率を上げる方法をいくつか紹介してきましたが、キャラクターを長期的に強くしたいなら、もうひとつ早い段階から意識しておきたい要素があります。
それが、動物のお世話と配備です。
最初に触れたときは「騎乗タイプのキャラクター向けの補助要素かな」と感じるかもしれません。しかし実際には、動物を配備することでスキルが追加されるだけでなく、ステータスにも補正が入り、お世話をして友好度を上げるほどその数値も伸びていきます。さらに同じ種類の動物でも所持しているスキルが異なる場合があるため、ワールドマップで新しい動物を見つけたら積極的に捕獲しておきたいところです。
ただ、ここまでなら「騎乗キャラを少し強くできる要素」という認識で終わると思います。
本当に見逃したくないのは、配備する動物によってキャラクターの成長値にも違いが出ることです。
たとえば野生のオルニースでは、友好度を最大まで上げることで速さや技への補正が大きくなり、さらに成長値についても速さ+10、技+15と表示されています。単純に現在のステータスを補強するだけではなく、その状態でレベルアップを重ねていけば、その後の育ち方そのものに差が出てくるわけです。
だからこそ、動物のお世話は「キャラクターがある程度育ってから考えればいい」と後回しにするより、まだレベルが低いうちから始めることに意味があります。
せっかく成長値を高められるなら、レベル30になってから配備するより、レベル10や20といった早い段階から恩恵を受けたほうが、その後に積み重なるレベルアップの回数も増えます。特に主力として最後まで使う予定のキャラクターは、早めに相性のいい動物を用意し、友好度もコツコツ上げておきたいところです。
また、普段は騎乗タイプとして運用する予定がないキャラクターでも、レベル上げをするときだけ騎乗タイプの兵種へ変更し、育てた動物を配備するという使い方も考えられます。育成時だけ成長値の恩恵を受けるという発想なので、ここまでやるかはプレイスタイル次第ですが、キャラクターをしっかり育てたい人なら覚えておいて損はありません。
問題は、動物との友好度も一瞬で最大になるわけではないことです。
後になって「このキャラの速さをもっと伸ばしたい」と思ってから準備するより、序盤からいろいろな動物を集め、それぞれ少しずつお世話を続けておいたほうが選択肢を増やせます。なかでも野生のオルニースは速さの成長値を伸ばせるため、スピードを活かしたいキャラクターや弓系のキャラクターと組み合わせやすい存在です。
『FE万紫千紅』では、レベルや装備だけを見ていると気づきにくいところにも育成要素が隠れています。動物のお世話は後からまとめて消化するものではなく、仲間のレベルが低いうちから少しずつ進めておく。 キャラクターの成長まで考えるなら、序盤から習慣にしておきたいポイントのひとつです。
『FE万紫千紅』は「章を進める前の確認」で後悔をかなり減らせる
ここまで紹介してきた内容を見ると、『FE万紫千紅』は覚えておくことが多く、「毎回すべて確認しながら進めるのは大変そう」と感じるかもしれません。
ただ、実際にはひとつひとつを完璧に管理する必要はなく、ストーリーを次の章へ進める前に、一度立ち止まって確認する習慣をつけるだけでも取り逃しはかなり減らせます。
まず確認したいのが、期限のあるサブクエストや外伝です。特に外伝は発生から終了までの期間が短く、受注しただけではなく期限内にクリアまで済ませる必要があります。ストーリーを進める前にダグシオンへ戻り、発生しているものがないかを見るだけでも大きな違いが出てきます。
そのうえで、まだ挑戦していないダンジョンが残っていないか、上級手形を購入しているかも確認しておきたいところです。
ダンジョンの敵は章が変わると再び戦えるようになるため、その章で一度も利用していないなら育成機会を残したまま進むことになります。一方、上級手形は章をまたぐと販売在庫が復活するものの、買わなかった分まで次の章へ積み上がるわけではありません。どちらも「次の章に進んでから思い出す」と少しもったいない要素です。
育成面では、支援レベルや動物のお世話も忘れたくありません。
仲間にしたいキャラクターがいるなら、スカウトできる段階になってから慌てて支援を上げるより、普段の食事などを利用して早めに関係を作っておくほうがスムーズです。
そして動物についても、後からまとめてお世話をするより、レベルが低いうちから友好度を上げて配備しておくほうが成長値の恩恵を活かしやすくなります。特に主力として長く使うキャラクターほど、「もっと育ってから考えよう」ではなく、早い段階から準備しておくことに意味があります。
こうした確認をしていくと、結局のところ『FE万紫千紅』で後悔しやすいのは、何かひとつ致命的な選択肢を間違えたときというより、「あとでやろう」と残していたものを、そのまま忘れて先へ進んでしまったときなのだと思います。
もちろん、取り逃しを気にするあまり、毎ターン最適な行動を求める必要はありません。好きなキャラクターを優先して育ててもいいですし、効率より探索を楽しみたい場面があっても問題ありません。
それでも章を進める直前だけは、サブクエストと外伝、ダンジョン、上級手形、支援や育成状況をざっと見直しておく。さらに主人公を切り替える場面では、「この主人公でまだやっておきたいことはないか」まで確認してから次へ進む。
このひと手間を入れるだけでも、1周目で「知らなかったから損をした」と感じる場面はかなり減らせます。
『FE万紫千紅』は、先の仕組みを少し知っているだけで育成や探索の組み立て方が大きく変わるゲームです。すべてを効率だけで固めるのではなく、取り返しにくい部分だけ押さえたうえで、自分なりの育成や寄り道を楽しんでみてください。
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