前回の情報まとめ記事はこちら
『FF7 リメイク』から始まったリメイク三部作も、いよいよ完結編となる『FF7リベレーション』へ。これまでもトレーラーを通じて新たなウェポンや潜水艦など気になる情報が少しずつ明かされてきましたが、今回はさらに一歩踏み込み、実際にどのような世界を探索し、どんなバトルを楽しめるのか、そのゲームプレイ部分がかなり具体的に見えてきました。
そして、何より大きいのが発売日の決定です。『FF7リベレーション』は2027年4月8日に発売予定となっており、まだしばらく待つことになると思っていた人にとっては、意外と早いと感じる日程ではないでしょうか。
ただ、今回公開された情報を追っていくと、発売日以上に気になるところが次々と出てきます。
まず目を引くのは、やはり飛空艇ハイウィンドを使ったフィールド探索。これまでのシリーズを遊んできた人なら「ついに自由に空を飛べるのか」と期待していた部分だと思いますが、単純に目的地を選んで移動するだけではなく、自分で大空を飛び回りながら広大な世界を見渡せる仕組みになっているようです。さらに、上空からパラシュートで狙った場所へ降下する場面まで確認でき、リバースとは明らかに違うスケールで世界を旅できそうな雰囲気があります。
もちろん、進化しているのは探索だけではありません。バトルには新システムとなる**「ウェア」**が加わり、ナイトや召喚士といったスタイルによって戦い方そのものを変えられるようになっています。そこへシドをはじめとした仲間たちの連携技、新たに訪れるウータイやロケット村、さらにセフィロスとヴィンセントに関わるDLCまで発表されているのですから、今回はかなり情報量が多めです。
特に面白いのは、こうした新要素を一つずつ見ていくことで、『FF7リベレーション』が単なる「リバースの続き」ではなさそうだと分かってきたこと。三部作の物語を完結させることはもちろんですが、探索やバトル、キャラクターとの関わり方まで含めて、最後の一本でもう一段ゲームそのものを広げようとしている印象を受けます。
では、実際にどこまで自由に世界を旅できるようになったのか。今回公開されたゲームプレイの中でも特にインパクトの大きかった、ハイウィンドによる探索から詳しく見ていきます。
ハイウィンドで世界を自由に飛び回る探索が想像以上に壮大
前作『FF7リバース』でも広大なフィールドを自由に歩き回れましたが、『FF7リベレーション』では、その探索範囲がいよいよ空へと広がります。今回公開されたゲームプレイの中でも特に目を引いたのが、飛空艇ハイウィンドを自分で操作しながら大空を飛び回る場面でした。
原作を知っている人なら、ハイウィンドが登場すること自体はそれほど意外ではありません。ただ、気になっていたのはリメイク三部作でこれをどうゲームへ落とし込むのかという部分です。目的地を選択すると自動的に移動するのか、それとも限られたエリアだけを飛べるのか。ところが実際の映像を見る限り、そうした簡略化された移動手段ではなく、巨大なハイウィンドを操作してフィールド上空をかなり自由に飛べる仕組みになっています。
さらに面白いのが、目的地へ向かう方法です。上空から地上を見下ろし、降りたい場所を狙ってキャラクターが飛び降りるという、これまでのFF7にはなかった移動方法が取り入れられています。
映像ではルビーウェポンを目掛けて降下する場面が確認できるのですが、ここで単純に着地点が自動決定されるわけではありません。パラシュートを開くタイミングをプレイヤー自身が判断し、それによって着地できる場所も変化するとされており、ハイウィンドから降りるところまで一つのゲームプレイになっているわけです。
この仕組みを見ると、ハイウィンドは「移動時間を短縮するための乗り物」というより、世界を探索するための新しい手段として考えたほうが近そうです。
しかも、空から見渡せるマップには各地点のアイコンが表示され、どこに何があるのかを確認しながら探索できるようになっています。気になる場所を上空から見つけ、そのままハイウィンドで近くまで向かって降下する。こうした遊び方ができるのであれば、リバースでチョコボに乗って地上を巡っていたときとは、フィールドに対する感覚そのものがかなり変わってきそうです。
とはいえ、空を飛べるようになったからといって、地上での移動が脇役になるわけでもありません。チョコボもさらに進化しており、軽く飛ぶだけでなく、空中で方向を変えたりダッシュしたりと移動の自由度が増しています。映像ではスタミナゲージらしき表示も確認できるため、どこまでも飛び続けられるというより、限られた飛行能力をうまく使いながら地形を越えていく仕組みになっている可能性があります。
そして、個人的にかなり気になるのが、ハイウィンドそのものが拠点として機能するという点です。ゲームを進めるにつれて拠点としての機能や賑わいも徐々に発展していくとされており、単に乗り込んで目的地へ向かうだけの飛空艇では終わらないようです。
原作でもハイウィンドを手に入れてからは、それまで点と点だった世界が一気につながり、「ようやくFF7の世界を自由に旅できるようになった」という感覚がありました。『FF7リベレーション』では、その体験を現在のゲームとしてかなり大掛かりに作り直そうとしているように見えます。
さらにフィールド上では、操作するキャラクターをいつでも切り替えられるとのこと。お気に入りのキャラクターを先頭にして、チョコボで地上を走り、ハイウィンドで大空へ飛び出し、気になる場所を見つけたらそのまま降下する。三部作の最後にして、ようやく「FF7の世界そのものを旅している」と感じられる探索が完成するのかもしれません。
新システム「ウェア」でバトルスタイルそのものが変わる
ハイウィンドによって探索の自由度が大きく広がる一方、バトルにも『リバース』にはなかった新しい仕組みが加わっています。それが、キャラクターの戦い方を変化させる**「ウェア」**です。
名前だけを見ると衣装変更のようにも思えますが、実際には見た目を変えるだけの要素ではありません。装着するウェアによって戦闘時の役割や能力に違いが生まれるようで、今回の映像では新たにナイトと召喚士のウェアが公開されています。
たとえばナイトは、防御を重視した戦闘スタイル。敵の注意を自分へ引きつけながら前線に立つような戦い方ができるとされており、いわゆるタンクに近い役割を担えるようです。これまでのFF7リメイクシリーズは、キャラクターごとに得意な戦い方がかなり明確でしたが、ウェアによってそこへ別の役割を持たせられるなら、パーティ編成の考え方も変わってきます。
そして、個人的にもかなり面白そうだと感じるのが召喚士のウェアです。
召喚獣と連携しながら攻撃できる仕組みになっているようで、これまで「ゲージが溜まったら呼び出す大技」という印象が強かった召喚獣を、より積極的にバトルへ組み込める可能性があります。もし召喚獣によって攻撃方法や連携の性質まで変わるのであれば、どの召喚獣を組み合わせるか考えるところまで含めて、一つの戦闘スタイルとして成立しそうです。
今回の情報によって、これまでに明らかになっていた戦士、黒魔道士と合わせて、ウェアは4種類が出揃った形になります。
ここで気になってくるのが、ウェアを誰に装備させるかという部分です。
もともとクラウドは近接戦闘、バレットは遠距離攻撃、エアリスは魔法といった具合に、それぞれのキャラクターには明確な個性があります。そこへナイトや黒魔道士、召喚士といった新たな特性を重ねられるのであれば、同じキャラクターでもウェア次第で立ち回りを変えられるかもしれません。
そう考えると、これは単純にジョブシステムを追加したというより、これまで二作品かけて作られてきたキャラクター固有のアクションに、もう一つ戦い方を重ねるためのシステムと捉えたほうがしっくりきます。
もちろん、現時点でウェアによって既存アビリティがどこまで変化するのか、キャラクターごとに装備できる種類が異なるのかといった細かな仕様までは見えていません。ただ、三作目になって操作キャラクターも増える中、単純に技や装備を追加するだけではなく、戦い方そのものに手を入れてきたのは興味深いところです。
しかも今回は、ウェアだけがバトルの新要素ではありません。仲間が増えたことで『リバース』でも印象的だった連携技がさらに広がっており、映像の中にはこれまでの二人連携とは少し違う、気になる攻撃シーンまで確認できます。
シド参戦で連携技もさらに進化?3人同時攻撃らしき場面も
ウェアによって一人ひとりの戦い方に変化が加わる一方で、『リバース』から引き継がれる連携技もしっかりと進化しているようです。特に今回はシドが本格的に戦闘へ加わることで、これまでにはなかったキャラクター同士の組み合わせも楽しめるようになっています。
その一例として公開されているのが、シドとユフィによる連携技です。
シドのランスとユフィの手裏剣を組み合わせて攻撃し、最後にはユフィが巨大な手裏剣に乗ったまま敵へ突撃するという、かなり派手な技になっています。文章だけで説明すると何をしているのか分からなくなりそうな攻撃ですが、この良い意味でやりすぎな演出は『リバース』の連携技にも通じるところがあります。
そもそも『リバース』では、単に二人で大技を繰り出すだけではなく、「この二人を組ませると、こんな戦い方になるのか」と感じられる演出そのものが連携技の面白さになっていました。そこへシドが加わるとなれば、既存メンバーとの組み合わせが増えるだけでも、見たことのない連携技はかなり多くなりそうです。
さらに今回の映像には、もう一つ気になる場面があります。
クラウド、ティファ、バレットの3人が同時に大技を繰り出しているように見えるシーンが一瞬だけ映っており、これが新たな3人連携技なのではないか、という可能性も出てきました。
もちろん、この場面だけで3人連携技の実装が確定したとは言えません。単純に複数の攻撃が重なっている演出という可能性もありますし、特定のイベントや技だけで発生する特殊なシーンということも考えられます。
それでも、完結編で連携システムをさらに発展させるのであれば、二人から三人へ拡張するという方向性はかなり面白いところです。
仮に3人連携が本当に存在するとすれば、誰をパーティに入れるかという意味もこれまで以上に大きくなります。クラウド・ティファ・バレットだけではなく、ユフィやレッドXIII、ケット・シー、さらにシドやヴィンセントまで組み合わせの対象になるなら、「この3人だと何が出るんだろう」と試していくだけでも相当な遊びになりそうです。
そして何より、ウェアによる役割の変化と連携技の拡張が同時に入ることで、バトルの組み立て方にもかなり幅が出てきます。誰にどのウェアを使わせるのか、そのうえで誰と誰を組ませるのか。単純に強いキャラクターを並べるだけではなく、自分なりのパーティを作って戦う面白さを、三作目でさらに押し広げようとしているように感じられます。
一方で、今回広がっているのは戦い方だけではありません。ハイウィンドで移動できる世界そのものにも新たな地域が加わり、原作でも重要な舞台だったウータイやロケット村が、いよいよ本格的に登場します。
ウータイとロケット村が登場!探索できる世界はさらに広がる
ハイウィンドによって移動できる範囲が広がる以上、「では、その先にどんな場所が待っているのか」というのも気になるところです。『FF7リベレーション』では新たなエリアとして、ウータイとロケット村が登場することも明らかになっています。
特に今回、かなり具体的な姿が見えてきたのがウータイです。
映像から確認できる街並みは高低差が大きく、建物が横へ広がっているというより、縦方向にも入り組んだ構造になっています。さらに、ワイヤーを使って高低差のある場所を移動するアクションも用意されているようで、単純に街中を歩いて回るだけではなく、ウータイという土地そのものを使った立体的な探索が楽しめそうです。
ここは『リバース』からの変化を考えても面白いところです。前作でも各地域ごとに地形や移動手段には違いがありましたが、今回のウータイを見る限り、その地域ならではの移動方法をより強く押し出している印象があります。
しかも、ハイウィンドで上空から世界を眺められるようになったことで、こうした街やフィールドの作り込みも違った見え方をしてきます。遠くから目的地を見つけて向かうのか、いったん地上へ降りて細かな場所まで探索するのか。空と地上を行き来できるからこそ、広さだけではなく高低差まで含めたフィールド設計が活きてきそうです。
一方のロケット村については、今回の情報だけではウータイほど具体的なゲームプレイまでは見えていません。
とはいえ、シドが本格的に仲間へ加わる完結編でロケット村が登場するとなれば、物語でも無視できない場所になりそうです。ここについては現時点で細部を予想しすぎるより、今後どのような形でシドの物語と結びついてくるのかを楽しみにしておきたいところですね。
そして、新しく追加される場所だけに目を向ける必要もありません。今回の映像を見る限り、『リバース』で訪れたエリアも引き続き探索できるようで、ゴンガガではシスネの姿も確認されています。
これは三作目の世界の広さを考えるうえで、かなり重要なポイントです。
もし前作までの地域を残しながらウータイやロケット村といった新エリアが加わり、さらにそれらをハイウィンドで行き来できるのであれば、今回は「新しい地域を順番に攻略していく」というだけではなく、これまで二作品を通して旅してきた世界全体が一つにつながっていく感覚が強くなります。
原作でもハイウィンドを手に入れた後は、それまで訪れてきた場所へ自由に戻れるようになり、世界の見え方が大きく変わりました。『FF7リベレーション』でも同じように、これまで歩いてきた場所と新たな土地がつながることで、完結編だからこそ味わえる「世界を巡る楽しさ」が出てきそうです。
さらに今回、その各地で発生するイベントにも新しい仕組みが加わっています。単にイベントを見て物語を進めるだけではなく、誰の提案を選ぶのかによって、その場面への関わり方まで変わるという気になる要素が用意されています。
イベントの進め方まで変化?キャラクターごとの提案を選ぶ新要素
探索できる世界が広がれば、当然そこで発生するイベントの数も増えてきます。ただ、『FF7リベレーション』では単純にイベントを増やすだけではなく、そのイベントへプレイヤーがどう関わるのかという部分にも新しい仕組みが加えられているようです。
今回明らかになったのが、イベント中に複数のキャラクターから提案が表示され、誰の提案を採用するかをプレイヤー自身が選択できるシステムです。さらに、選んだキャラクターの視点でそのイベントが進んでいくとされており、同じ出来事でも誰を選ぶかによって見え方が変わってくる可能性があります。
ここは、かなり気になる要素です。
『リバース』でも仲間との関係性を意識した選択肢はありましたが、今回はそこから一歩進んで、キャラクターを選ぶこと自体がイベントの内容に関わってきます。たとえばクラウドを中心に進めているだけでは見えなかった出来事を、ティファやバレット、ユフィといった別の仲間の視点から体験できるのであれば、パーティ全体を掘り下げる仕組みとしても相性が良さそうです。
もちろん、現時点では選択によってイベントそのものが大きく分岐するのか、それとも同じ目的へ向かう過程や会話が変化する程度なのかまでは分かっていません。ただ、誰を選ぶかによって見せ方が変わるのであれば、一度のプレイですべてを見ることができないイベントも出てくるかもしれません。
そうなると、寄り道をどこまで追いかけるかという楽しみも『リバース』以上に大きくなりそうです。
さらに、前作でかなり存在感のあったカードゲーム**「クイーンズ・ブラッド」も続投**します。しかも単にミニゲームとして残るだけではなく、今回も独自のストーリーが用意されているようで、メインストーリーとは別のところでも遊び込める要素がしっかり残されています。
こうして見ると、『FF7リベレーション』はメインストーリーだけを一直線に追いかけるゲームというより、各地を巡りながら仲間それぞれの出来事に触れていく作りがさらに強くなっているように感じます。ハイウィンドで世界を自由に移動できるようになることとも噛み合っていて、気になる場所へ降り、そこで仲間のイベントを見つけ、また別の土地へ向かうという遊び方が自然に想像できます。
一方で、ここまで寄り道要素が増えると「物語を先に進めたいのにイベントシーンが長い」と感じる場面も出てくるかもしれません。そこを意識しているのか、今回はイベントシーンを倍速で再生できる機能も用意されています。ストーリーを完全に飛ばすスキップとは違い、内容を追いながらテンポだけ速められるので、二周目以降やサブイベントを大量にこなすときには使いやすそうです。
世界を広げるだけでなく、その中にあるイベントの見せ方や遊ぶテンポまで選べるようにする。今回明らかになった内容を見ていると、ボリュームを増やしながら、プレイヤー側にも遊び方の選択肢を持たせようとしていることが伝わってきます。
そして、本編とは別の形でFF7の世界を掘り下げる要素として発表されたのが、セフィロスとヴィンセント、それぞれに関わる2つのDLCです。
セフィロスとヴィンセントを描く2つのDLCも発表
本編だけでもかなりのボリュームになりそうな『FF7リベレーション』ですが、さらに驚かされたのが発売後に2つのDLCが予定されていることです。これまでDLCについては具体的な情報がほとんど見えていなかっただけに、ゲームプレイの詳細や発売日と一緒にここまで踏み込んだ内容が出てきたのは、かなり大きな発表でした。
予定されているのは、第1弾がセフィロスに関わるストーリー、第2弾がヴィンセントに関わるストーリー。どちらもFF7の物語を語るうえで重要な人物ですが、本編だけでは描き切れない過去を持っているという点でも共通しています。配信時期については2027年冬以降から2028年春頃までに順次予定されており、本編をクリアした後もFF7の世界を楽しめる展開になりそうです。
まず気になるのは、やはりセフィロス側のDLCで何が描かれるのかというところです。
セフィロスについては本編でも当然大きく扱われるはずなので、DLCでは本筋とは少し違った角度から彼の物語を掘り下げる可能性があります。若い時代のセフィロスを扱うのか、それともジェネシスやアンジールといった人物まで絡んでくるのか。現時点ではそこまで明らかになっていませんが、本編では敵として対峙することの多いセフィロスを、別の立場から見られる内容になるなら非常に興味深いところです。
そしてもう一つが、ヴィンセントを中心としたDLCです。
こちらも具体的なストーリーまでは判明していないものの、ヴィンセントとタークスの関係が扱われる内容になるとされています。ヴィンセントはクラウドたちと旅をする現在の姿だけを見ても謎が多く、その過去まで含めるとFF7世界のかなり深い部分につながっている人物です。だからこそ、彼を一つのDLCとして独立させることで、本編ではテンポの都合上掘り下げにくいところまで描けるのかもしれません。
そこで気になってくるのが、『ダージュ オブ ケルベロス -FFVII-』との関係です。
ヴィンセントを主人公とした作品だけに、リメイク三部作の完結に合わせて何らかの要素が拾われるのでは、と考えたくなるところではあります。ただし、今回の情報だけで『ダージュ オブ ケルベロス』の内容がDLCへ組み込まれると決まったわけではありません。過去作品に残された要素まで拾うのか、それともヴィンセントとタークスの物語に絞るのか、このあたりは続報を待ちたい部分です。
とはいえ、「完結編なのにDLCが2本ある」と聞くと、本編だけでは物語が完結しないのではないか、と気になる人もいると思います。
その点については、物語そのものは『FF7リベレーション』本編で完結し、DLCは本編の不足部分を補うためのものではなく、あくまで外伝的な位置付けになるとされています。つまり、エンディングを見るためにDLCまで購入する必要があるという構成ではなく、セフィロスやヴィンセントをもっと深く知りたい人が、その先まで楽しめるコンテンツとして考えたほうが良さそうです。
個人的には、ここでストーリーだけでなく操作キャラクターにも期待したくなります。特にセフィロスをDLCで自由に操作できるのであれば、これまで限定的だった彼の戦闘をじっくり楽しめる絶好の機会になりますし、ヴィンセントについても本編とは違った専用の遊び方が用意されるのか気になります。
本編で三部作の物語をきっちり完結させ、そのうえでセフィロスやヴィンセントのような一つの作品を作れるほど背景の濃いキャラクターをDLCで掘り下げる。この切り分け方なら、本編のボリュームを必要以上に膨らませず、それでもFF7世界に残された物語を拾っていけます。
そして、これだけ本編と発売後の展開が用意される中、今回は購入方法についてもかなり選択肢が増えました。対応プラットフォームが広がっただけでなく、通常版から三部作をまとめたエディションまで複数の商品が用意されているため、これからFF7リメイクシリーズを始める人にとっても気になるラインナップになっています。
PS5・Switch2・Steam・Xboxで同時発売へ!どのエディションを買う?
セフィロスとヴィンセントを描くDLCまで発表されたことで、発売後もかなり長く楽しめそうな『FF7リベレーション』。では実際に購入するとなったとき、どの機種で、どのエディションを選ぶのか。今回はこの部分もかなり悩ましくなっています。
まず大きな変化として、『FF7リベレーション』はPS5だけではなく、Switch2、Steam、Xboxなどを含めたマルチプラットフォームで同時展開されるとされています。これまでのリメイクシリーズとは発売時の状況が大きく変わり、最初から自分のプレイ環境に合わせて選べる形になるわけです。
そして、機種以上に迷いそうなのがエディションの多さです。
用意されているラインナップとして挙げられているのは、通常版、デラックス版、コレクターズエディション、コンプリートエディション、トリロジーエディション、プレミアムエディション、プレミアムプラスエディション。名前だけを並べてもかなりの数があり、何も知らずに予約ページを開いたら「結局どれを買えばいいんだ」と迷ってしまいそうです。
まずシンプルに『FF7リベレーション』本編を遊びたいのであれば、通常版が一番分かりやすい選択になります。PS5の通常版については価格が9,900円とされており、予約特典としてメカチョコボとモーグリの召喚マテリア、さらに『リメイク』『リバース』のセーブデータに関連した特典も用意されています。武器スキンセットやフェニックスのマテリアといった要素も挙げられているため、過去二作品を遊んできた人には少し嬉しい内容になっています。
一方、ゲーム本編だけでなく手元に残る特典も欲しい人には、デラックス版やコレクターズエディションが候補に入ってきます。
デラックス版にはスチールケースやアートブック、ミニサウンドトラックなどが付属し、さらに『Magic: The Gathering』のオリジナルプロモカードも含まれるとのこと。価格は19,140円とされていますから通常版との差はかなりありますが、三部作の完結編を記念として残したい人には魅力を感じる内容かもしれません。
さらに豪華なのがコレクターズエディションで、デラックス版の内容に加えてデジタルコンテンツやフィギュアも付属し、価格は57,596円とされています。ここまで来ると「ゲームを買う」というより、FF7ファン向けのコレクターズアイテムとして考えたほうが近そうです。
そして今回、個人的にかなり面白いと思うのが三部作をまとめて購入できるエディションです。
パッケージでは『リメイク』三部作がセットになったコンプリートエディションが用意され、スチールケースも3つ付属するとされています。ただし価格も70,077円とかなり高額なので、これは完全にシリーズをまとめて所有したいファン向けと言えそうです。
対してダウンロード版には、『リメイク』『リバース』『リベレーション』をまとめたトリロジーエディションが用意されています。こちらは予約すると『リメイク』と『リバース』を先にプレイできるとされており、予約価格として11,330円という数字も挙げられています。
もしこの内容で購入できるのであれば、これまでFF7リメイクシリーズに触れてこなかった人にとってはかなり入りやすい選択肢です。2027年4月8日の発売までに『リメイク』と『リバース』を順番に進め、そのまま完結編へ入る。三部作を一気に追いかけたい人には、非常に分かりやすい導線になります。
さらにプレミアムエディション系にはアイテムセットやDLCなどが含まれ、24時間早くプレイできる権利についても触れられています。発売を待ち続けてきた人にとって、この24時間は意外と大きな判断材料になりそうです。
こうして並べてみると、どれが一番良いかは人によってかなり変わってきます。すでに『リメイク』『リバース』を持っていて本編だけ遊べれば十分なのか、DLCまでまとめて楽しみたいのか、それとも三部作完結の記念として豪華なパッケージを手元に残したいのか。今回はゲーム内容だけでなく、自分がFF7という作品とどこまで付き合いたいかによって選ぶエディションまで変わってきそうです。
ただ、三部作の最後を迎えるうえで気になるのは、豪華版の中身だけではありません。今回の映像には、これまでのリメイクシリーズを追いかけてきた人なら見逃せない、エアリスとザックスが再び向き合う場面も収められています。
エアリスとザックスの再会は何を意味するのか
エディションや発売日の情報も気になるところですが、三部作をここまで追いかけてきた人にとって、それ以上に目を奪われる場面が今回の映像にはありました。それが、エアリスとザックスが再び向き合うシーンです。
原作のFF7を知っていれば、この二人が再会するというだけでも特別な意味を持ちます。だからこそ、ほんのわずかな場面だったとしても、「なぜ二人がここにいるのか」「このあと何を話すのか」と気になってしまいます。
ただし、今回確認できた映像だけでは、この場面がどのような状況で起きているのかまでは分かりません。
『FF7リバース』までの展開を踏まえれば、クラウドたちがいる世界とは異なる場所での出来事という可能性も考えられますが、ここはまだ断定できない部分です。むしろ重要なのは、完結編を前にしてエアリスとザックスを同じ場面に登場させてきたこと自体なのかもしれません。
この二人については、それぞれがクラウドの物語に深く関わっているだけでなく、リメイクシリーズで描かれてきた「原作とは違う可能性」を考えるうえでも無視できない存在になっています。特にザックスは、『FF7リメイク』終盤から明らかに原作とは異なる描かれ方をしてきました。
そして『リバース』では、そのザックスを巡る物語がさらに複雑になり、エアリスについても「原作を知っているから、この先も同じ展開になる」と単純には考えられない状態になっています。
だからこそ、『リベレーション』で二人が顔を合わせる場面を見せられると、単なる懐かしいキャラクター同士の再会としては受け取りにくいものがあります。
何より気になるのは、再会した二人がどんな言葉を交わすのかというところです。
ザックスにとってエアリスは特別な存在ですし、エアリスにとってもザックスは過去の思い出だけで片付けられる相手ではありません。二人がお互いの置かれている状況をどこまで理解しているのか、それとも何も知らない状態で再会するのか。それだけでもシーンの意味は大きく変わってきます。
さらに、その再会がクラウドたちの物語へどうつながるのかも見逃せません。二人だけで完結する場面なのか、それとも最終的にクラウドやセフィロスを含めた物語へ合流していくのか。今回の映像だけでは答えは見えないものの、三部作の完結編でわざわざこの場面を見せている以上、何らかの意味を持たせていると考えたくなります。
『FF7リメイク』から続いてきた三部作は、原作を現代の技術で作り直すだけではなく、「原作を知っているプレイヤーにも結末が読めない」という作り方を続けてきました。その中でもエアリスとザックスは、物語がどこまで原作から変わるのかを象徴するような存在になっています。
ハイウィンドで世界を飛び回れることも、新しいウェアで戦えることも、ゲームとしては間違いなく楽しみな部分です。ただ、最後まで遊び終えたときに最も記憶へ残るのは、やはりクラウドたちの物語がどのような結末を迎えるのかという部分になるはずです。
そして、その答えにエアリスとザックスの再会がどう関わってくるのか。今回の短い映像は、完結編の物語を考えるうえで、かなり気になる一場面を残してくれました。
FF7リベレーションは「世界を旅するFF7」の完成形になりそう
エアリスとザックスの再会まで含め、今回公開された情報を一通り見ていくと、『FF7リベレーション』が目指しているものも少しずつ見えてきたように感じます。
もちろん、三部作の完結編である以上、最大の関心はクラウドやエアリス、ザックス、そしてセフィロスを巡る物語がどこへ着地するのかという部分です。ただ、その結末へ向かうためのゲームとして考えてみても、今回は単純に『リバース』の規模を大きくしただけでは終わらなさそうです。
象徴的なのが、やはりハイウィンドでしょう。
大空を自由に飛び回り、上空から気になる場所を見つけたら自分で降下して、そのまま地上を探索していく。チョコボも引き続き移動手段として活躍し、さらにフィールドでは操作キャラクターまで自由に切り替えられるとなれば、「目的地まで移動する」というより、自分でFF7の世界を巡っている感覚がこれまで以上に強くなりそうです。
そこへウータイやロケット村といった新たな土地が加わる一方、『リバース』で訪れた地域も残されている。三作目になったから舞台を入れ替えるのではなく、これまで歩いてきた場所も含めて世界をつなげていくという作りなら、完結編だからこそ味わえる旅になってきます。
バトルについても同じで、これまで作り上げてきた仕組みを捨てるのではなく、その上へ新しい遊びを重ねています。
ウェアによってキャラクターの役割を変えられるようになり、仲間が増えたことで連携技の組み合わせもさらに拡大する。映像にあった3人同時攻撃が本当に新たな連携システムなのかはまだ分かりませんが、少なくとも三作目でも戦闘に新鮮さを持たせようとしていることは伝わってきます。
さらに各地ではキャラクターごとの提案を選んで進めるイベントが用意され、クイーンズ・ブラッドも続投。本編を追うだけではなく、仲間たちと一緒に世界を回りながら、それぞれの物語に触れていく遊び方もかなり充実しそうです。
こうして一つずつ見ていくと、『FF7リベレーション』は三部作を終わらせるためだけの作品というより、『リメイク』『リバース』で積み上げてきたものを全部使って、最後にFF7の世界を思い切り冒険させようとしている作品なのかもしれません。
原作でも、物語が進んでハイウィンドを手に入れてからは行動範囲が大きく広がり、それまで訪れてきた場所を自由に巡れるようになりました。今回公開されたゲームプレイを見る限り、『リベレーション』ではその感覚を現在のゲームとしてかなり大きなスケールで表現しようとしているように見えます。
そして、その旅の最後に待っているのが、リメイク三部作そのものの結末です。
2027年4月8日の発売までには、まだ新しい情報も出てくるはずです。 それでも今回、実際のゲームプレイが見えてきたことで、「三作目では何ができるのか」という部分はかなり具体的になりました。
ハイウィンドで空を飛び、これまで訪れてきた世界をもう一度巡り、新たな土地へ向かいながら仲間たちとの最後の旅を進めていく。そう考えると、『FF7リベレーション』は三部作の完結編であると同時に、リメイクシリーズが長い時間をかけて作ってきた「世界を旅するFF7」の完成形として、かなり楽しみな一本になりそうです。
物語やキャラクターをもっと深く楽しみたい方へ
『FF7』のように長く愛されている作品を追いかけていると、ゲームとしての面白さだけではなく、いつの間にかキャラクター同士の関係や、その行動に至った背景まで気になってくることがあります。
特に今回の『FF7リベレーション』は、エアリスとザックスの再会をはじめ、これまで積み重ねてきた人間関係がどのような形で結末を迎えるのかも大きな見どころです。派手なバトルや広大なフィールドを楽しむ一方で、「この人物はなぜこんな選択をしたのか」と考えながら物語を追うのも、ストーリー性の強い作品ならではの楽しみ方だと思います。
そんなキャラクターの心理や人間関係、物語の背景まで掘り下げて作品を楽しみたい方に向けて、別サイトの「アダルトナラティブ研究所」でも、実際に内容を確認した作品を中心にレビューや考察を掲載しています。
ゲームとは扱っているジャンルが異なりますが、単純な作品紹介だけではなく、ストーリーや登場人物の関係性を含めて「その作品のどこに惹かれるのか」を掘り下げていくことを重視しています。
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