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【キングダムハーツ4】ついに2027年後半発売へ!新トレーラーで判明した最新情報を徹底解説

【キングダムハーツ4】ついに2027年後半発売へ!新トレーラーで判明した最新情報を徹底解説

『キングダムハーツ4』を待ち続けていた人にとって、ここ最近の動きは一気に目が覚めるような展開だったのではないかと思います。2022年の発表から長い時間が経ち、その間は断片的な情報しか出てこなかっただけに、「いったいいつ発売されるのか」と気になっていた人も少なくなかったはずです。

そんな状況が大きく変わったのが、ディズニーファン向けイベント「D23」で公開された新情報でした。新たなトレーラーが披露されただけでなく、『キングダムハーツ4』の発売時期が2027年後半と明らかになり、ようやく発売までの距離を具体的に意識できる段階まで来ています。

しかも今回のトレーラーは、単に新しい映像を少し見せただけではありません。『リメンバー・ミー』のワールドを冒険するソラ、ストレリチアと共に暮らしているクワッドラトゥム、ダンデライオンという新たな立場、さらにソラを探して動き続けるミッキーやドナルド、グーフィーなど、今後の物語を想像したくなる材料がこれでもかというほど詰め込まれていました。とくに『リメンバー・ミー』が持つ「死」や「忘れられること」というテーマは、現在のソラが置かれている状況とも重なっており、単なるディズニーワールドの追加では終わらなそうな気配があります。

そして何より大きいのは、ここまで情報が揃ったことで、『キングダムハーツ4』がようやく「いつか発売されるゲーム」ではなく、「2027年に遊べる新作」として見えてきたことです。そこでこの記事では、今回公開されたトレーラーを中心に、発売時期、新ワールド、登場キャラクター、バトルの変化、そしてロストマスター編へとつながる気になる要素まで、現時点で判明している情報を順番に整理していきます。

キングダムハーツ4は2027年後半発売!野村哲也氏も「遅れない」と明言

今回発表された情報の中でも、まず触れておきたいのが『キングダムハーツ4』の発売時期です。正式に示されたのは2027年後半で、長い間「発売はまだかなり先になるのでは」と感じさせられてきたことを考えると、想像していた以上に早いと感じた人も多いのではないかと思います。

そもそも『キングダムハーツ4』が正式発表されたのは2022年のこと。それからすでに4年以上が経過していますが、その間に発売時期が具体的に示されることはなく、新しい映像や情報が出てくる機会も決して多くありませんでした。そのため、「2027年後半」と聞いても、シリーズを長く追いかけてきた人ほど「本当に予定通り発売されるのか」と少し身構えてしまうところがあるかもしれません。

ところが、今回はその心配についてもかなり踏み込んだ発言が出ています。D23のパネルセッションに登場した野村哲也氏は、2027年から発売が遅れるのではないかという声に触れたうえで、**「確実に27年遅れない」「100%」**という趣旨の発言をしており、さらに開発状況についても「思っている以上にマスターが早い」と語っています。

ここまで強く言い切っているのは、かなり印象的です。ゲーム開発では発売直前になって延期が発表されるケースも珍しくないだけに、まだ一年以上の期間を残している段階で「100%」とまで口にできるのであれば、少なくとも開発そのものは相当に進んでいると考えたくなります。

実際、今回公開された映像を見ても、以前のトレーラーから映像表現がさらに磨かれているだけでなく、クワッドラトゥムでの戦闘や『リメンバー・ミー』のワールド、キャラクターとの共闘など、ゲームとして動いている場面がかなり増えてきました。発売時期だけが先に決められたというより、ようやく完成形を見せられるところまで開発が進んできたからこそ、今回のタイミングで2027年後半という時期を明かしたようにも感じられます。

もちろん、現時点では具体的な発売月や発売日は発表されていません。それでも、これまでほとんど見えなかったゴールが「2027年後半」とはっきり示され、さらに開発側からここまで力強い言葉が出てきた意味は大きいところです。

そして、発売時期と同じくらい今回のトレーラーで大きな話題になったのが、新たなディズニーワールドの存在でした。しかも選ばれた作品は、KH4で描こうとしている物語そのものと深く噛み合いそうな『リメンバー・ミー』です。

新ワールドは『リメンバー・ミー』!KH4の物語とあまりにも相性が良すぎる

発売時期と並んで今回のトレーラーで大きな驚きだったのが、ディズニー&ピクサー作品『リメンバー・ミー』のワールドが登場すると判明したことです。映像ではミゲルやヘクターといったお馴染みのキャラクターに加え、死者の国の色鮮やかな街並みまでかなり忠実に再現されており、映画を見たことがある人なら一目で分かるほど作り込まれています。

ただ、『キングダムハーツ4』という作品全体を考えると、今回『リメンバー・ミー』が選ばれた理由は、単に人気のあるディズニー作品だからというだけではなさそうです。『リメンバー・ミー』では肉体的な死だけではなく、生きている人々から忘れ去られたときに訪れる「二度目の死」が重要な意味を持っています。そしてKH4のソラもまた、これまで自分が生きてきた世界から離れ、クワッドラトゥムという「裏側の世界」にたどり着いた状態にあります。

さらに興味深いのが、『KH3 Re Mind』でソラを探す仲間たちが、彼の存在を今も覚えていることです。「忘れ去られたときに本当の死を迎える」という『リメンバー・ミー』の考え方を重ねてみると、仲間たちがソラを覚えているからこそ、彼はまだ完全には失われていない、と捉えることもできます。実際、今回『リメンバー・ミー』を登場させた理由についても、現在のソラの状況とリンクする物語であることが語られており、KH4のテーマを読み解くうえでかなり重要なワールドになりそうです。

もちろん、ディズニーワールドとしての見せ場もしっかり用意されています。死者の国ではお馴染みのシャドウが出現し、ソラ自身もその世界に合わせて骸骨を思わせる姿へと変化。さらにミゲルやヘクターと行動するだけではなく、ヘクターがパーティーメンバーとして参加している場面や連携技らしきアクションまで確認できるため、映画の物語を眺めるだけではなく、これまでのKHシリーズと同じように現地のキャラクターと一緒に冒険できるようです。

こうして考えると、『リメンバー・ミー』はKH4にとってかなり納得感のある選択です。「死者の世界」という設定が現在のソラと自然につながり、それでいて色鮮やかな街並みや音楽、キャラクターとの共闘といったディズニーワールドならではの楽しさも持たせられる。新ワールドが一つ判明したというだけでなく、KH4がどんなテーマを描こうとしているのかまで少し見えてきたことこそ、今回の発表で特に面白かった部分だと感じます。

クワッドラトゥムで始まるソラの新たな物語

『リメンバー・ミー』のようなディズニーワールドが今回も用意される一方で、KH4の物語における中心的な舞台になりそうなのが**「クワッドラトゥム」**です。高層ビルが立ち並び、車が道路を走り、登場人物がスマートフォンを使って生活している光景は、これまでソラが冒険してきた世界と比べてもかなり現実に近く、初めて映像を見たときに「これがキングダムハーツなのか」と驚いた人もいるかもしれません。

ただ、この場所は単純に現代の東京を再現したワールドというわけではありません。クワッドラトゥムはKH4から本格的に描かれる世界ではあるものの、その存在自体は『KH3』やDLCの『Re Mind』、さらに『Melody of Memory』へと続く物語の中ですでに示唆されていました。これまでの物語でソラたちが暮らしてきた世界とは異なる「裏側」に位置する場所であり、KH4ではここからソラの新たな物語が始まることになります。

そして現在のソラと行動を共にしているのが、ストレリチアです。新トレーラーでは二人が並んでクワッドラトゥムの街を見渡す場面があり、その規模もかなり大きく描かれています。これまで公開された映像ではストレリチアの部屋で目を覚ますソラの姿も描かれていたため、少なくとも物語の序盤では、彼女がこの見知らぬ世界に放り込まれたソラを導く役割を担うことになりそうです。

一方で、今回の映像を見る限り、クワッドラトゥムでの生活はそれほど穏やかなものでもなさそうです。ソラのスマートフォンには「ダンデライオンへの出動要請」が届き、その直後には渋谷付近でダークサイドが確認されたことを知らせる警報が流れています。つまり、ソラはただこの世界で帰る方法を探しているだけではなく、すでに何らかの組織に加わり、クワッドラトゥムで発生する異変に対処する立場になっている可能性が高そうです。

ここで面白いのが、以前の映像では正体がはっきりしていなかった巨大な敵が、今回のトレーラーによってダークサイドだと分かったことです。これまでソラたちがいた世界では当たり前のように存在していたハートレスが、世界の成り立ちそのものが異なるクワッドラトゥムにも現れ始めている。そう考えると、単に「新しい街にハートレスが出てきた」というだけではなく、表側と裏側という本来隔てられていた世界の境界に何かが起きている可能性まで考えたくなります。

さらに、「渋谷付近」という言い方も気になるところです。クワッドラトゥムそのものが渋谷を指しているのではなく、今回の描写を見る限りでは、クワッドラトゥムという大きな世界の中に渋谷と呼ばれる地域が存在しているようにも受け取れます。 これまで公開されてきた街並み以上に探索できる範囲が広いのであれば、KH4ではクワッドラトゥムそのものが一つの巨大な拠点として使われるのかもしれません。

見た目だけなら現実に近い都市なのに、その裏ではソラが知らない組織が動き、存在しないはずの敵まで現れ始めている。今回の映像によってクワッドラトゥムの輪郭は以前よりかなり見えてきましたが、同時に「そもそもこの世界で何が起きているのか」という謎はむしろ深くなった印象があります。

ソラが「ダンデライオン」に所属?新たな勢力図が見えてきた

クワッドラトゥムでのソラを見ていて、もう一つ見逃せないのが**「ダンデライオン」**という名前です。新トレーラーでは、ソラが持っているスマートフォンに「ダンデライオンへの出動要請」が届き、そのまま渋谷付近に出現したダークサイドへ向かう流れが描かれています。単なる連絡先や作戦名というより、ソラ自身がダンデライオンと何らかの形で関わっていることをかなり強く感じさせる場面でした。

そもそもダンデライオンは、KH4で突然出てきた新しい言葉ではありません。『キングダムハーツ Union χ』では、キーブレード戦争によって世界が滅びる未来に備え、その後の世界へキーブレード使いたちを残すために作られた集団として登場しています。そして、そのダンデライオンを作るうえで重要な役割を担っていたのが、予知者の一人であるアヴァでした。

だからこそ、今回ソラに対して「ダンデライオンへの出動要請」が届いている意味はかなり大きく感じます。少なくともトレーラーを見る限り、ソラはクワッドラトゥムでストレリチアと暮らしているだけではなく、何らかの集団に加わって活動しているように見えるからです。資料内でも、今回の描写からソラがダンデライオンに所属しているのではないかという見方が示されています。

さらに気になるのが、その周囲にいる人物たちです。ストレリチアはもちろん、過去作につながる人物もソラ側にいる可能性が示されており、ダンデライオンがKH4における一つの大きな勢力として動き始めることも考えられます。もしアヴァまでその背後にいるとなれば、『Union χ』で描かれたはるか昔の出来事が、クワッドラトゥムを舞台にした現在の物語へ直接つながってくることになります。

このあたりは、シリーズを『KH1』から『KH3』まで追ってきた人ほど「急に知らない名前が増えた」と感じる部分かもしれません。ダンデライオンやストレリチアといった存在は『Union χ』との関係が深く、ナンバリング作品だけを遊んできた場合、名前を聞いてもピンとこない可能性があります。実際、今回のトレーラーには『Union χ』を知らないと背景を理解しにくい人物や用語が含まれており、KH4では過去のスマートフォン向け作品で描かれた物語もかなり重要になりそうです。

とはいえ、現時点でソラが正式にダンデライオンへ加入したと断定するのはまだ早いところです。誰がこの組織を動かしているのか、なぜソラが出動要請を受けているのか、そもそも『Union χ』に登場したダンデライオンとまったく同じ組織なのかについても、今回の映像だけでは分かりません。

それでも、かつて世界の滅亡を乗り越えるために生まれた「ダンデライオン」という名前が、ロストマスター編の始まりとなるKH4で再び前面に出てきたことには、何かしら意味があるはずです。クワッドラトゥムで新たな居場所を得たソラが誰と手を組み、何と戦うことになるのか。今回のトレーラーによって、KH4では敵だけではなく味方側の勢力図そのものも大きく変わりそうな気配が見えてきました。

KH4はやはり「ロストマスター編」へ――マスター・オブ・マスターも動き出す

ダンデライオンをはじめ、過去の時代から続く存在が次々と表に出てきたことで、KH4がこれまでのナンバリング作品とは違う段階へ進んだことも、かなり分かりやすくなってきました。『KH3』まで長く続いてきた「ダークシーカー編」はすでに完結しており、ここから始まるのは**「ロストマスター編」**。その中心人物として、やはり無視できないのがマスター・オブ・マスターです。

今回のトレーラーにも、マスター・オブ・マスターと思われる黒いコートの人物が登場しています。しかも映し出されているのは、『χ Back Cover』で描かれた古の時代を思わせる場所で、その直後にはダンデライオンを連想させるタンポポの綿毛も登場。ソラがクワッドラトゥムで新しい戦いを始める一方、その裏でははるか昔から続いてきた物語も同時に動いていることを感じさせる構成になっています。

マスター・オブ・マスターについては、これまでのシリーズでも非常に重要な人物として描かれながら、その目的や正体には分からない部分が数多く残されています。未来を見ることができる「予知書」を残し、弟子である予知者たちにそれぞれ役割を与えながら、自身は姿を消してしまった人物です。その一連の行動がキーブレード戦争へとつながっていくことを考えると、ゼアノートとはまた違った意味で、シリーズの根幹に関わっている存在と言えます。

そしてKH4で気になるのは、彼を単純に「次の悪役」と考えていいのか、まだ判断できないところです。今回の映像だけを見ると、ダンデライオンを示唆する場面とのつながり方も含め、明確にソラたちと敵対しているようには描かれていません。むしろ何を知っていて、どこまで先の展開を見通したうえで行動しているのか、その意図が分からないからこそ不気味さが残ります。

さらに、ダンデライオンやストレリチアといった『Union χ』につながる要素がKH4の表舞台へ出てきたことを考えると、ロストマスター編では古のキーブレード使いたちを巡る物語が、これまで以上に重要になりそうです。 『KH3』までの物語でも過去作の出来事が後になって大きな意味を持つことはありましたが、今回はその「過去」がソラの現在とかなり近いところまで迫ってきています。

つまりKH4は、クワッドラトゥムというまったく新しい世界から再出発する作品でありながら、シリーズ最古の時代に残された謎へ踏み込んでいく作品でもあるわけです。新章だから過去を一度リセットするのではなく、むしろこれまで点在していた謎を拾い上げながら、ソラの新しい物語へ結びつけていく。その中心にマスター・オブ・マスターがいると考えると、「ロストマスター編」という名前が持つ意味も、いよいよ本格的に見えてきたように感じます。

ミッキーもソラを捜索中!仲間たちはそれぞれの場所から動き始める

マスター・オブ・マスターやダンデライオンが動き始める一方で、もちろんソラの仲間たちも立ち止まっているわけではありません。今回のトレーラーではミッキーの姿もしっかり描かれており、クワッドラトゥムにいるソラとは別の場所から、その行方につながる手がかりを探している様子が確認できます。

ミッキーがいるのはスカラ・アド・カエルムと思われる場所で、周囲には大量の本が並び、その文献を一つずつ調べているように見えます。そこで口にしているのが、ソラの手がかりを見つけられるかもしれないという内容ですから、少なくとも偶然立ち寄ったわけではなく、明確な目的を持って調査を続けていることが分かります。

この場面が面白いのは、KH4の物語がソラだけを追いかける形にはならない可能性が見えてきたところです。現在のソラはクワッドラトゥムでストレリチアと行動し、ダンデライオンから出動要請を受けるなど、すでに彼なりの新しい生活と戦いが始まっています。それに対して元の世界に残された仲間たちは、ソラがどこにいるのかすら簡単には把握できない状態にあり、それぞれ別の方法で彼へたどり着こうとしているわけです。

そして、ミッキーだけでなくドナルドとグーフィーも引き続きソラを探しています。今回の映像では二人が『リメンバー・ミー』に登場する死者の国へ渡る橋にいる場面まで確認できるため、クワッドラトゥム側と元の世界側で別々に進んでいた物語が、かなり早い段階でディズニーワールドを通じて交わる可能性も出てきました。

これはKH4の構成を考えるうえでも重要なポイントになりそうです。これまで公開されたクワッドラトゥムの映像だけを見ると、現実に近い街並みやストレリチアとの生活が強く押し出されていたため、「これまでのキングダムハーツとはかなり違ったゲームになるのでは」と感じた人もいたと思います。しかし今回、ドナルドとグーフィーがディズニーワールドまで追いかけてくることが分かったことで、クワッドラトゥムだけで物語が進むわけではなく、従来のシリーズに近い冒険もしっかり残されていることが見えてきました。

むしろ気になるのは、ソラとドナルド、グーフィーがいつ再会するのかという部分です。『リメンバー・ミー』のワールドでは、ヘクターやミゲルがパーティーに入っている場面がある一方、そこにドナルドとグーフィーの姿は確認できません。 そのため、同じワールドへたどり着いていながら少しの間すれ違うのか、それとも途中で合流して再びいつもの3人で旅を始めるのか、ここは物語としてもかなり楽しみなところです。

『KH3』の最後で離ればなれになったソラたちが、それぞれ違う場所から少しずつ同じ地点へ近づいていく。今回のトレーラーを見る限り、KH4は新しい世界と新しい人物だけで物語を作り直すのではなく、離れてしまった仲間たちが再びつながっていく過程も一つの大きな軸として描いてくれそうです。

ドナルド&グーフィーがついに操作可能に?新トレーラー最大級のサプライズ

ソラとの再会がどう描かれるのかも気になりますが、今回のトレーラーには、それとは別にドナルドとグーフィーを巡るかなり大きなサプライズがありました。映像を見る限り、KH4ではドナルドとグーフィーをプレイヤー自身が操作できる可能性が出てきています。

これまでのシリーズでも、ソラ以外のキャラクターを操作する機会そのものはありました。『KH3 Re Mind』ではミッキーを操作する場面があり、リクをはじめとした別のキーブレード使いを動かせる作品も存在します。ただ、ソラと長い間一緒に冒険してきたドナルドとグーフィーについては、意外にも直接操作する機会がほとんどなく、基本的にはパーティーメンバーとしてソラを支える側でした。だからこそ、今回の映像はシリーズを遊び続けてきた人ほど驚きが大きかったはずです。

しかも、単に二人が戦っているだけではありません。ドナルドの場面ではプレイヤーが操作していることを思わせるゲーム画面が映されており、魔法を放ちながら滑るように移動するアクションも確認できます。この動きがどこか懐かしく、『KH2』のウィズダムフォームを思い出した人もいるかもしれません。魔法使いであるドナルドらしさをそのままプレイヤー操作へ落とし込むのであれば、ソラとはかなり違った感覚で戦えそうです。

一方のグーフィーは、もちろん盾を使ったアクションが中心になっています。映像では盾を活用しながら戦う様子に加えて、画面左下のコマンドに**「たたかう」「スキル」**と読める表示も確認されており、従来のKHシリーズではあまり馴染みのなかった「スキル」という名称が使われている点も気になります。さらに「バトルスタイル」と呼ばれる要素にも触れられているため、もし二人を本格的に操作できるのであれば、それぞれに独自の戦闘システムが用意されている可能性もありそうです。

ここで重要なのは、ドナルドとグーフィーの操作パートがどの程度の規模になるのか、まだ分からないという点です。物語の特定場面だけで操作することになるのか、それともソラとは別行動を取っている間、二人を切り替えながら進めるパートが用意されるのか。今回の映像だけでは、そこまで判断できません。

ただ、前の場面で触れたように、KH4ではソラがクワッドラトゥムにいる一方、元の世界では仲間たちがソラを探して動いています。そう考えると、ソラ側の物語だけを追うのではなく、ドナルドやグーフィーたちの捜索をプレイヤー自身が操作して体験する構成になっていても不思議ではありません。そうなれば、仲間たちが何をしていたのかをイベントシーンで見せるだけではなく、それぞれの視点から物語を追えるようになります。

長年ソラの隣で戦い続けてきた二人だからこそ、自分で操作できるとなれば単なる新機能以上の嬉しさがあります。とくにドナルドは魔法、グーフィーは盾という分かりやすい個性を持っているため、ソラとはまったく違う戦い方を楽しめる余地も十分です。

まだ「本編を通して自由に操作できる」とまで言える段階ではありませんが、少なくとも今回のトレーラーを見る限り、二人がこれまで以上に物語とゲームプレイの両方で前に出てくる可能性は高そうです。ソラ、ドナルド、グーフィーというお馴染みの3人を大切にしながら、その関係性をこれまでとは違った遊び方で見せてくれるのであれば、KH4の大きな変化の一つになりそうです。

KHらしさは健在だった――ディズニーワールドを巡る冒険も本格的に描かれそう

ドナルドとグーフィーの存在感がこれまで以上に増していることも含め、今回のトレーラーを見て安心したのが、KH4になっても「ディズニーの世界を仲間たちと冒険する」というシリーズの根っこは変わっていなさそうなことです。

というのも、KH4が最初に発表されたときは、クワッドラトゥムを舞台にした映像が中心でした。現実の東京を思わせる街並みに、これまでより頭身が高くリアルな姿になったソラ、そしてストレリチアとの生活。従来のシリーズとはかなり雰囲気が違っていたため、「KH4はクワッドラトゥムを中心に進む作品になるのか」「ディズニー要素はこれまでより少なくなるのか」と感じた人がいたとしても不思議ではありません。

ところが今回、『リメンバー・ミー』が新ワールドとしてしっかり登場したことで、その印象はかなり変わりました。ソラが映画のキャラクターたちと行動し、その世界ならではの姿へ変化しながらハートレスと戦う。さらに現地のキャラクターがパーティーへ加わり、連携技まで用意されているとなれば、遊びの基本的な部分はこれまでのKHシリーズからきちんと受け継がれていると考えられます。

しかも『リメンバー・ミー』の場合、ディズニー作品の物語を横から追体験するだけでは終わらなそうなのが面白いところです。すでに触れたように、この作品が持つ「死」や「忘れられること」というテーマ自体が現在のソラと重なっています。つまり、KH4ではディズニーワールドを本編から切り離された寄り道として扱うのではなく、ソラ自身の物語とテーマの近い作品を選びながら、本筋へ自然につなげていくことも考えられます。

さらに、ソラだけではなくドナルドとグーフィーまで死者の国へ向かっていることも見逃せません。二人があの世へ渡る橋にいる場面が確認されているため、クワッドラトゥム側のソラと、元の世界から彼を探している仲間たちを結びつける場所として、ディズニーワールドが使われる可能性もあります。

そう考えると、KH4のワールド構成も少し想像しやすくなってきます。まずクワッドラトゥムでソラとストレリチアを中心とした物語が進み、そこからディズニーワールドへ向かい、再びクワッドラトゥムへ戻って本筋が動く。もちろん現時点では推測の域を出ませんが、少なくともクワッドラトゥムだけを舞台に最後まで進むような作品ではなさそうです。

そして、もう一つ気になる情報があります。野村哲也氏はKH4に登場するワールドについて、『KH3』の頃から構想自体はありながら、実現のハードルが高かったものをKH4で進化させて登場させるという趣旨の発言をしており、さらに「かなりすごいワールド」があることにも触れています。

これが『リメンバー・ミー』を指しているのか、それともまだ発表されていない別の作品なのかは分かりません。ただ、わざわざこのような言い方をしている以上、今回の発表だけでディズニーワールドが出揃ったとは考えにくく、今後のトレーラーでさらに大きなサプライズが用意されている可能性もありそうです。

クワッドラトゥムという新しい舞台によって大きく雰囲気を変えながらも、ディズニーキャラクターと出会い、その世界を一緒に冒険していく楽しさは残している。今回のトレーラーによって、KH4がシリーズらしさを捨てて別物になるのではなく、これまでの魅力を残したまま新しいキングダムハーツへ進もうとしていることが、ようやく見えてきました。

映像だけではない!KH4のバトルはこれまで以上に派手になりそう

新しいワールドや物語に目が向きがちな今回のトレーラーですが、ゲームとして遊ぶことを考えるなら、やはりバトルの変化も気になるところです。映像を見る限り、KH4は『KH3』までのスピード感を受け継ぎながら、キーブレードを使ったアクションや仲間との共闘をさらに広げようとしていることが伝わってきます。

なかでも印象に残るのが、『リメンバー・ミー』のワールドでソラが新たなキーブレードを手にする場面です。これまでのシリーズでは、ワールドをクリアしたあとやイベントの流れで新しいキーブレードが追加されることが多かったのですが、今回はソラがキーブレードを手にする瞬間そのものがかなり印象的に描かれています。映像だけでは詳しい入手経緯までは分からないものの、これまでとは少し違った見せ方になっているのは気になるところです。

しかも、このキーブレードについてはヘクターとのつながりを感じさせる部分もあります。トレーラーからは「ヘクターがかつて使っていたギターがキーブレードになったのではないか」とも読み取れるため、もしそうであれば、そのワールドのモチーフをデザインに取り入れるだけでなく、物語の中に存在するアイテムそのものがソラの武器へ変化する仕掛けなのかもしれません。

そして今回は、ソラ単独のアクションだけでなく、ワールドごとの仲間との共闘もしっかり確認できます。『リメンバー・ミー』ではミゲルとヘクターがパーティーに加わっている場面があり、さらにヘクターとの連携技らしきアクションまで登場。ディズニーキャラクターが戦闘についてくるだけではなく、一緒に戦っている感覚を強める方向性は、KH4でも引き続き大切にされているようです。

一方で、まだ正体が見えないシステムもあります。その一つが、画面上に確認できる**「ビルド」**という表示です。何らかのアクションや成長要素に関係しているのか、それともKH4で追加されるまったく新しい仕組みなのか、現時点の映像だけでは判断できません。 さらにドナルドやグーフィーの操作画面では「スキル」「バトルスタイル」といった言葉も確認されているため、単純に『KH3』のシステムをそのまま発展させただけではなさそうです。

個人的に期待したいのは、こうした新要素がキャラクターごとの戦い方の違いにつながってくることです。ソラはキーブレードを自在に変化させながら戦い、ドナルドなら魔法、グーフィーなら盾を中心に立ち回る。それぞれに異なるバトルスタイルが用意されるのであれば、操作キャラクターが変わったときの手触りもかなり違ってくるはずです。

また、過去作にあったキーブレードへ乗るようなアクションを連想させる描写もあり、移動と戦闘をこれまで以上に大きく見せようとしていることもうかがえます。 クワッドラトゥムのような巨大な都市を舞台にする以上、地上で敵を攻撃するだけではなく、高低差や広い空間を使ったアクションが増えてくるのも自然な流れです。

まだ各システムの正式な説明が行われたわけではないので、ここから先は続報を待つ必要があります。ただ、新ワールドやストーリーだけではなく、実際にコントローラーを握ったときの遊び方にもかなり手が入っていることは今回の映像から感じ取れました。『KH3』で完成度を高めた派手なアクションを土台にしながら、KH4ならではの新しい戦い方をどこまで作り込んでくるのか。発売までに詳しく知りたい要素の一つです。

KH4を遊ぶ前に過去作はどこまでプレイしておくべき?

ここまで新トレーラーの内容を追ってきましたが、ストレリチアやダンデライオン、マスター・オブ・マスターといった名前が次々に出てくると、「KH4から久しぶりにシリーズへ戻っても大丈夫なのか」と不安になった人もいると思います。キングダムハーツはもともと作品同士のつながりが強いシリーズですが、今回の映像を見る限り、KH4も過去作の設定をかなり引き継いだ状態から始まることになりそうです。

まず、最低限押さえておきたいのは『キングダムハーツIII』とDLCの『Re Mind』です。クワッドラトゥムへつながるソラの状況を理解するうえでは、このあたりを知っているかどうかで物語の入りやすさがかなり変わってきます。さらに『Melody of Memory』まで進めると、クワッドラトゥムという場所についてもう一段踏み込んだ情報が出てくるため、KH4へ向けた予習としてはここまで触れておきたいところです。

ただし、今回少し厄介なのが、それだけでは新トレーラーに登場する人物や用語をすべて把握できないことです。とくにストレリチアやダンデライオン、シグルドといった要素は『キングダムハーツ Union χ』とのつながりが強く、ナンバリング作品を中心に遊んできた人にとっては馴染みが薄いかもしれません。しかも『Union χ』はすでにそのまま遊べる状態ではないため、ここをどう補完するかはKH4へ向けた一つの悩みどころになっています。

だからといって、KH4のためだけにシリーズの設定を片っ端から暗記する必要まではないと思います。発売までまだ時間がありますし、これを機会にシリーズそのものを振り返りたいのであれば、初代から順番に遊び直していくのも一つの楽しみ方です。一方、「さすがに全部やり直す時間はない」という人なら、まず『KH3』から『Re Mind』、そして『Melody of Memory』へと続くソラの物語を確認し、そのうえで『Union χ』周辺のストーリーを把握しておくと、今回公開された情報もかなり理解しやすくなるはずです。

むしろ今回のトレーラーを見て感じるのは、KH4が「新章だから過去を知らなくても完全にゼロから始められる作品」にはならなそうということです。ダークシーカー編は『KH3』で一区切りついたものの、そこで残されたソラの問題や、さらに古い時代から続いてきたマスター・オブ・マスターたちの謎は、そのままロストマスター編へ持ち越されています。

とはいえ、発売は2027年後半です。今からなら過去作を少しずつ振り返る時間は十分にありますし、今回のトレーラーで気になった人物から過去の物語をたどっていくのも面白いと思います。長くシリーズから離れていた人にとっても、KH4の発売が決まった今は、これまで複雑に積み重なってきた物語をもう一度整理するにはちょうどいいタイミングになりそうです。

まとめ|2027年、キングダムハーツの新たな物語がようやく始まる

2022年の発表から長い時間が経ち、なかなか全貌が見えてこなかった『キングダムハーツ4』ですが、今回の新トレーラーによって状況は大きく変わりました。何より2027年後半という発売時期が明らかになったことで、ようやく「いつ遊べるのか分からないタイトル」ではなく、発売を具体的に待てる段階まで来たのは大きな変化です。

そして、今回分かったのは発売時期だけではありません。『リメンバー・ミー』のワールドが登場し、ソラはクワッドラトゥムでストレリチアと行動しながら、ダンデライオンとの関係を思わせる新たな戦いへ足を踏み入れていく。一方ではミッキー、ドナルド、グーフィーもソラを探して動き続けており、離ればなれになった仲間たちの物語が少しずつ交わろうとしていることも見えてきました。

とくに面白いのは、KH4が新しいことを始めながらも、これまでのシリーズを切り離していないところです。クワッドラトゥムの現実的な街並みやスマートフォンを使うソラを見ると、一見するとかなり雰囲気が変わったように感じます。それでも蓋を開けてみれば、ディズニーワールドを巡り、現地のキャラクターと一緒に戦い、ドナルドやグーフィーとの冒険も続いていく。そこへロストマスター編や『Union χ』から続く物語が重なってくるため、新しいキングダムハーツでありながら、間違いなくこれまでの続きでもあるという絶妙な立ち位置になっています。

その意味でも、『リメンバー・ミー』が最初に明らかになった新ワールドというのは興味深いところです。「死」や「忘れられること」を扱う作品だからこそ、元の世界から消えてしまった現在のソラとも自然につながってくる。単に人気のディズニー作品を追加するのではなく、KH4で描きたい物語に合わせてワールドを選んでいるのであれば、今後発表される作品にも何らかの意味が隠されているのかもしれません。

もちろん、まだ分からないことも大量に残されています。クワッドラトゥムとは結局どのような世界なのか、ダンデライオンを現在動かしているのは誰なのか、マスター・オブ・マスターは何を目的としているのか。そして、ソラはどうやって元の世界へ帰るのか。今回のトレーラーは多くの答えを見せてくれた一方で、それ以上に新しい疑問を増やしてくれました。

ただ、キングダムハーツの場合、それこそが新作を待つ時間の面白さでもあります。短い映像の中に何気なく映り込んだ人物や言葉が、後になって物語の重要な意味を持っていたということも珍しくありません。今回のトレーラーも、発売後に改めて見返したとき、「ここですでに答えが出ていたのか」と気付く場面がいくつも隠れていそうです。

発売予定は2027年後半。まだ少し待つことにはなりますが、少なくとも以前のように何も分からないまま待ち続ける状況ではなくなりました。ダークシーカー編を終えたソラたちが、ロストマスター編でどんな物語を見せてくれるのか。ようやく『キングダムハーツ4』の発売を楽しみに待てるところまで来た、今回の発表を見終えた今は、そんな期待が一番大きくなっています。

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